<マーリンズ3−8レッドソックス>◇2日(日本時間3日)◇ローンディポパーク

 

レッドソックス吉田正尚外野手(30)は敵地マーリンズ戦に「6番DH」で出場し、5打数3安打1打点と、4月27日以来、負傷者リスト(IL)から復帰後では初の3安打以上をマークした。

第1打席から2打席連続安打を放つと、7回の第4打席に内角ツーシームを中前へはじき返し、貴重な追加点となる適時打を放った。「しっかりとストライク、ボールの見極めができていて(3安打は)甘い球を1球で仕留めた結果だと思う」と、冷静に振り返った。

マイアミでプレーするのは、昨年のWBC準決勝で同点3ランを放つなど侍ジャパンの中軸として活躍し、歓喜の世界一に輝いて以来。「いろいろなことが思い出された」との感慨をよそに、試合では冷静に広角へ打ち分けた。

快勝したレッドソックスは貯金を6とした。地区優勝争いでは後れを取っているものの、ワイルドカード争いでは圏内。ようやく本来の調子を取り戻してきた吉田は「チームのピースになるように頑張りたい」と、あらためて終盤戦への意欲をのぞかせた。