<春季高校野球宮城県大会:仙台育英3−1東陵>◇22日◇準々決勝◇仙台市民球場

仙台育英がリベンジを果たした。昨秋の準々決勝は東陵に1−2で敗れたが、今回は勝利した。

初回に先制を許すも、3回に追いつき振り出しに戻した。5回に失策などで2死一、三塁のピンチを招くと、須江航監督(41)は「経験を積めるシーンが整った」と背番号1の山口廉王(れお)投手(3年)を投入し無失点で切り抜けた。

山口は8回裏には「野手が打てない分、投手が打たなければ勝てない」と自らのバットで中越え三塁打を放ちチャンスメーク。続く山中琉空(るく)内野手(2年)が右前適時打を放ち、勝ち越しに成功した。最終回は渾身(こんしん)の投球で3者連続三振に抑え、大きなガッツポーズで試合を締めた。

25日の準決勝では、東北大会出場を懸けて昨秋王者の聖和学園と対戦する。