金光大阪が、6日に開幕する府大会を勝ち抜き、17年ぶり2回目となる夏の甲子園出場を目指す。

エースで主将の唐渡智大投手(3年)は1年夏からベンチ入りしており、3度目の夏となる。2年春には近畿大会の決勝で登板。大舞台も経験している右腕は「自分たちの最後の夏で勝ちたい気持ちもありますし、キャプテンとして後輩たちにどういう姿を見せられるのかを日々考えながらやっていると責任感を感じる」と心境を明かし「1戦1戦もそうですし、日々をどれだけ全力でやれるか」と意気込んだ。

平野秀太内野手は2年生ながら1番三塁でのスタメン出場が多く背番号「5」でベンチ入りしている。夏本番に向け「ピッチャーに声をかけたり、チャンスを作ったり、チームを引っ張れるように」とコメントし「3年生とともに甲子園に行きます」と力強く宣言した。

横井一裕監督(49)は予選に向け「しっかりまとまって戦っていけたら」と語り、初戦までの過ごし方について「13日に相手が決まるまで、自分たちがやるべきことをきちんとできるかが大事」と話した。

今春は府5回戦で興国に敗れている。

15日の2回戦が初戦。都島工−刀根山の勝者と対戦する。【塚本光】