<新日本プロレス:姫路大会>◇21日◇兵庫・アクリエひめじ

「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)31」のAブロック公式戦5試合が行われ、メインイベント(第8試合)でエル・デスペラードと金丸義信(47)が激突した。

デスペラードが相手のお株を奪う足攻めを仕掛けると、金丸は巧みな腕殺しを展開。今年1月23日後楽園大会のIWGPジュニアヘビー級王座戦のリベンジを果たすべく、金丸がデスペラードを徹底的に追い込んでいった。

絶体絶命のピンチに陥ったデスペラードだが、タッチアウト(垂直落下式の旋回式ブレーンバスター)を切り抜けると、さらにウイスキーミストも回避。そして最後はピンチェ・ロコ(相手の両腕をリバース・フルネルソンで固めて体を持ち上げ、旋回しながら顔面をマットにたたきつける技)で執念の勝利を飾った。

試合後、デスペラードはマイクを握ると、「さんざん待たせてんだ、オレがオレを。今年は取りにいくぜ!」と、あらためて悲願の初優勝に向けて闘志を燃やした。

今大会の結果を受け、Aブロックは4勝2敗でデスペラード、ティタン、ブレイク・クリスチャン、クラーク・コナーズが首位タイで並び、そのあとを3勝3敗でケビン・ナイトとHAYATAが追う混戦となった。