プロボクシングWBA世界スーパーフライ級王者井岡一翔(35=志成)が7日、東京・両国国技館でIBG世界同級王者フェルナンド・マルティネス(32=アルゼンチン)との王座統一戦に臨む。

同興行をライブ配信するABEMAは前日6日正午から行われる両王者の前日計量を生中継すると4日、発表した。6月23日にスパーリング合宿先の米ラスベガスから帰国した井岡と、28日に来日してコンディションを整えているマルティネスが並び立ち、フェースオフする姿が見られそうだ。また前日計量後のコメントも予定されているという。

井岡は「今回のマルティネス選手は接近戦が強い選手なので、そこの距離で自分自身が勝らないと彼を止めることはできないと思うし、明確な勝ち方で勝ちたいと思っている」とプランを口にしている。さらに1日の公開練習では「僕のボクシングスタイルの中で、彼の得意とする部分を上回れたらいいなと思う。より近い距離で激しい試合になると思うけれど、それを覚悟でやってきているので、気持ちも身体もより一層作れている状態と思って、結果としていい試合を見せられると思っています」と力強く宣言した。

また6月下旬に米フェニックスで初防衛に失敗した前WBC世界同級王者フアン・フランシスコ・エストラーダ(34=メキシコ)、新王者となったジェシー・ロドリゲス(24=米国/帝拳)についても「結果が出た時に、最終的な自分の中での照準はバム(ジェシー・ロドリゲスの愛称)。今の段階ではバムかなと思うので、この試合に勝って、3団体の統一戦ができたらいいなと思う」と、早くも次戦について見据えている。【藤中栄二】