比嘉大吾「自分は“三度目の正直”を信じます」ボクシング世界王座返り咲きと2階級制覇決意
日刊スポーツ6/11(水)19:23

WBA世界バンタム級タイトルマッチに挑戦することが決まり、写真に納まる比嘉(撮影・鈴木みどり)
プロボクシングWBA世界バンタム級3位の比嘉大吾(29=志成)が“三度目の正直”を自らの拳で実証する。同級正規王者アントニオ・バルガス(28=米国)への挑戦(7月30日、横浜BUNTAI)が11日、都内で発表された。日本人初の3戦連続世界挑戦で、勝てば7年4カ月の国内最長ブランクでの世界王座返り咲きと、2階級制覇を達成する。
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「『三度目の正直』と『二度あることは三度ある』という言葉がある。どちらが正しいか試したい。自分は“三度目の正直”を信じます」。比嘉はユーモラスな決意表明で、会見場の空気を和ませた。
昨年9月のWBO王者・武居由樹戦(判定負け)、今年2月のWBA王者・堤聖也戦(引き分け)に続く、3戦連続世界挑戦に「運がいいです。『引退』と言わなくてよかった」と言って報道陣を笑わせた。武居戦後は引退を示唆したが、堤戦後は「ドローだったのでもう1回(チャンスが)あるんじゃないかと思ってすぐ練習した」。すると本当に4月上旬にオファーが届いた。今は千葉県内で走り込み合宿に入っている。
バルガスは24年12月に暫定王座決定戦で勝利し、堤が目の手術で休養王者になったことで正規王者に昇格した。比嘉が勝てば統一戦で堤と3度目の対決が濃厚。「『3回目はもういいよ』と堤と話をしていたので、今回は相手を応援してください、でも俺はベルトを取りにいくと言ったら、自分を応援すると。いいヤツだと思いました」。
勝てば2階級制覇、さらに18年4月に計量失格でWBC世界フライ級王座を剥奪されて以来7年4カ月ぶりの世界王座獲得で、高山勝成の5年11カ月を上回る国内最長ブランクでの返り咲きとなる。「“四度目の正直”という言葉は聞いたことがない。今回に賭(か)けます」。真顔になった比嘉が言葉に力を込めた。【首藤正徳】











