5月の大相撲夏場所で、所要7場所の史上最速優勝を飾った新関脇大の里(24=二所ノ関)が、充実の仕上がりを披露した。10日、名古屋市の佐渡ケ嶽部屋に、名古屋場所(14日初日、ドルフィンズアリーナ)前としては初めて出稽古。関取衆8人の中で最多の21番取り、大関琴桜と3勝3敗の互角、大関返り咲きを目指す関脇霧島には4勝2敗と勝ち越すなど、計12勝9敗。「すごくいい稽古ができた。感覚的にいいものをつかめた」とうなずいた。

特に琴桜とは、本場所を想定して稽古した。関脇となって、大関とは終盤戦での対戦が有力。「バテている状態、きつい中で、どれだけできるか」。関脇以下と15番取った後、琴桜と連続で6番取っても、立ち合いからの圧力は健在。この日は佐渡ケ嶽部屋の若い衆よりも早く、午前6時40分に一番乗りで稽古場に降りた。結果次第では大関昇進の可能性もある名古屋へ、やる気もみなぎっている。