藤枝市は6日から「サッカーのまち100周年記念特設ミュージアム」を同市民会館1階ロビーに開設する。これまで歩んできた「蹴球都市・藤枝」の歴史を振り返り、次の100年につなげていくことが目的。展示ブースでは1936年ベルリン五輪の参加章や68年メキシコ五輪銅メダルなどから、同市出身で元日本代表MF長谷部誠氏(40)のスパイクや優勝皿(シャーレ)など計32点の展示を予定している。

体験ブースではJ2藤枝の協力のもと、プロの選手目線でドリブルやシュートを体感できる「VRサッカー」や、モニターを使ってユニホームを着る「VR試着」など、デジタルコンテンツも充実している。イベントを担当する同市サッカーのまち推進課の増田恭之氏(52)は「多くの方々に藤枝サッカーの歴史の重みを感じてもらえたら」と望んだ。

6日のオープニングセレモニー(午前11時開始)には北村正平市長(77)をはじめ、同市出身で現在サッカー日本代表コーチを務める名波浩氏(51)も来場し、記念式典に花を添える。同ミュージアムの一般公開は来年3月末まで。開館時間は午前9時から午後5時で火、水曜休館。入場無料。【山口昌久】