10代でパリ五輪に臨むサッカー女子日本代表なでしこジャパンMF谷川萌々子(19)とDF古賀塔子(18)が、スペインへのリベンジに燃えている。千葉市内での合宿2日目となった9日は、約1時間半の練習を行い、メンバー全員で集合写真撮影でも仲良く隣に並んだ。

昨年の女子W杯ニュージーランド・オーストラリア大会でトレーニングパートナーを務めた2人は、1年間の成長でメンバー入り。同一大会で10代選手が複数人が選ばれるのは初の快挙だ。2人には2年前の悔しい記憶がある。U−17W杯インド大会準々決勝でスペインに1−2で惜敗。谷川は「自分自身サッカー人生において一番悔しい試合でした」。相手はそのまま優勝を果たし、昨年のW杯もA代表が制覇した。今回は25日の1次リーグ初戦で激突するが「スペインに優勝させないというか、日本が優勝できるように強い気持ちを持ってやっていきたい」とやり返す思いだ。

古賀もその試合は脳裏に焼き付いている。「スペインに負けて、フィジカル的に日本ではできている印象もあったけど通用していなかった」。フィジカルコーチに相談し、意識的に体力強化に取り組むきっかけとなった。「しっかり結果を出して自分のプレーを出せれば」。

JFAアカデミー福島の同期。12歳から一緒にプレーしてきた2人が大舞台に挑む。古賀は「小さい頃から目指していた場所」と位置づければ、谷川は「自分たちの夢でもあったのでそこの舞台で一緒にプレーできるチャンスがあるのは本当に心強いし、楽しみです」。フレッシュさをフランスの地で爆発させる。【佐藤成】

○…FW田中はエースの自覚を持ってパリに乗り込む。「自分から攻撃が始まる。自分の出来具合でチームも左右される」と責任感をにじませた。30歳で迎える2度目の五輪。「若くはない。でも自分が今、人生で一番コンディションがいい。今までやってきたことを出したい」。過去最高の田中をパリで披露する。

○…MF藤野は昨年の女子W杯ニュージーランド・オーストラリア大会に続く得点奪取を狙う。コスタリカ戦で日本最年少得点者となったが「自分のゴールで勝つことにフォーカスしてやろうと思っている」。20歳で迎える大舞台。「早く試合が来ないかなとワクワク感がある」と心待ちにした。