<明治安田J1:町田5−0東京V>◇19日◇第15節◇Gスタ

東京ヴェルディの連続不敗試合数は11でストップした。

前半11分に左サイドを破られ、DF宮原和也が鋭いクロスボールをクリアできずオウンゴールで失点を喫すると、その後も局面でのプレーに負け、次々と失点を重ねた。

あまりに悔しい敗戦だが、城福浩監督は冷静に現実を受け入れていた。

「完敗でした。3000人と聞きましたけど、こんなに多くのサポーターが来てくれた中で、悔しい結果になった。サポーターには申し訳ない。今シーズンは歴然とした差をどう埋めていくか、それが我々のやるべきこと。インテンシティーの強い相手にどう戦うのか、どうシュートに持っていくのか、どれも足りなかった。(相手の)怖さはあるといえ、最後のシュートブロックのところで顔を背けてしまう。基本中の基本だが、そこが緩んだらJ1の舞台では勝負できない」。

昨季はJ2で対等に渡り合っていた町田だが、現状では順位通り両チームに力の差が出ている。

城福監督は「(結果を)真摯(しんし)に受けとめて(チーム内での)フラットな競争をしたい。一番は競争だと思う。高いレベルで競争した選手がピッチに出ていく。競争力のあるチームにして、この負けを次に活かしたい」と巻き返しを誓っていた。