<U−23アジア杯カタール大会:日本2−0UAE>◇19日◇1次リーグB組◇第2戦◇ドーハ

【ドーハ19日(日本時間20日)=佐藤成】サッカーU−23(23歳以下)日本代表が、パリオリンピック(五輪)アジア最終予選を兼ねるU−23アジア杯・1次リーグ第2戦でUAEに2−0で勝利し、決勝トーナメント進出を決めた。

初戦の中国戦から先発メンバーを7人入れ替える采配がズバリと的中した。DF木村誠二(22=サガン鳥栖)とMF川崎颯太(22=京都サンガF.C.)の初先発組が得点をあげ、他のメンバーもギラギラ感たっぷりに強度高い試合を展開した。

チームを率いる大岩剛監督(51)は「いい選手、コンディションのいい選手を、しっかりと勝つための準備をするということが大前提なので、しっかりとこの大会を戦っていく上で先発を選びました」と説明。その上で「信頼できる選手たちを呼んだつもりだし、スタッフもそういうプランにしっかり賛同してくれた。みんなでジャッジした。そういう意味ではしっかり評価したい」と選手たちをたたえた。

第1戦で出場できなかった選手たちが、悔しい思いを持ちながらも、それを力に変えて結果につなげた。「技術的なところは出ていたと思うし、インテンシティも求めていたところを出してくれた」と納得。続けて「これを継続することが重要。緩めることなく選手にははっぱかけていきたいなと思います」と気を引き締めた。