オランダ1部リーグ、フィテッセの35年ぶりとなる2部降格が決まった。19日、財務規則違反でリーグから勝ち点18を剥奪された。

今季はここまで4勝5分け21敗の勝ち点17で最下位だったが、勝ち点剥奪により「マイナス1」となり、4試合を残して降格が確定した。フィテッセは「この処分に対して控訴しない」との声明を発表した。

AP通信によると、チェルシーの元オーナーでロシア人のアブラモビッチ氏に関連した処分。英紙ガーディアンの昨年の調査で、同氏が1億ドル(約150億円)以上の資金をフィテッセに提供した疑いがあるという。

アブラモビッチ氏がオーナーだったときのチェルシーは、元セルビア代表MFネマニャ・マティッチ(現リヨン)、イングランド代表MFメイソン・マウント(現マンチェスター・ユナイテッド)らがフィテッセに期限付き移籍している。

過去にはDF安田理大、FWハーフナー・マイク、DF太田宏介が在籍し、19年にはFW本田圭佑もリーグ戦4試合に出場している。