<フランスリーグ:スタッド・ランス2−1レンヌ>◇19日(日本時間20日)◇最終節◇ランス

【ランス(フランス)=松本愛香通信員】MF伊東純也(31)とMF中村敬斗(23)のスタッド・ランスが9位で2023−24年シーズンを締めくくった。19−20年(6位)以来となる「リーグ・アン」1桁順位に食い込んだ。

今季31試合で3得点7アシストの伊東は、試合後、今季限りで退団する主将のDFユニス・アブデルハミド(36)とシーズン中にケンカしていたエピソードを明らかにした。

この日は、Sランスに7シーズン所属し、今季限りでクラブを去ることが発表されていたモロッコ代表のアブデルハミドが後半3分に、置き土産の先制ゴールを奪った。2−1で勝ってキャプテンを送り出した後の取材で、伊東は次のように思い出を振り返った。

−キャプテンを勝利で送り出せて良かったですね。仲は良かったですか

そうっすね。まあ。

−PKも決めた

うん。まあ、ケンカも1回したんですけど。でも普通に年長者が少ないんで、うまくやれてたかなと思いますし。

−! どういうケンカですか。プレー中に

いやまあ、練習中、つかみ合いのケンカを1回だけして。そん時は、みんなが…(笑い)。まあ、そういう時もありますし。でも、それでもうまく。その1回だけでしたけど。

−その後は2人で

そこはウィル(スティル前監督)がうまくまとめてくれて、3人で話し合って、うまくできたっていうのもあります。今ではいい思い出ですけど。それ以外では別に。うーん。特にアレはなかったですし、うまくやってたと思います。

こう話した直前は、しっかりアブデルハミドの退団セレモニーに参加。観客席がイルミネーションに彩られ、花火も上がったお別れの会を、中村とともに最後まで見届けていた。