ポルトガル2部オリベイレンセのFWカズ(三浦知良、57)が21日、シーズンを終え羽田空港に帰国した。1年半のポルトガルでの生活に終止符を打ち、今後は国内復帰を模索する。その一方で、現役復帰をした元ブラジル代表FWロマーリオ(58)と2トップを組む大きな夢を語った。

ロマーリオ氏は現在、リオデジャネイロ州2部のアメリカFCで会長を務めているが、4月に約15年ぶりに現役復帰することを自身のSNSで発表していた。 今後について「ブラジルに行ってロマーリオと2トップを組むのもいいのかと思っていて。オファーないかなと思ってますけどね」と本気顔。ロマーリオ氏は、カズがドーハの悲劇で逃した94年のワールドカップ(W杯)米国大会でMVPに輝いている。カズは「現実的ではないので難しい」としながらも「ロマーリオは僕のアイドルで憧れの選手。僕より1歳上で、2人足すと115(歳)になっちゃう。やってみたいなと。僕が走ってロマーリオがゴールする。アシストしたいなと思います。そういうのをやってみたいですね」と夢を掲げた。

ポルトガルでもロマーリオ氏の現役復帰は話題になっており「ポルトガルにいながらロマーリオのニュースが入ってくる。監督や選手から、お前の記録が抜かれるぞ、と言われて盛り上がる。サッカーはそういうのもいい」と笑顔の“カズ談”が続いた。【岩田千代巳】