バドミントン男子シングルスで元世界ランキング1位の桃田賢斗(29=NTT東日本)が18日、日本代表を引退すると発表した。

今年1月に格付けの高い国際大会に派遣されるA代表入りが発表されたが、今月27日開幕の国別対抗戦トマス杯(中国・成都)が代表での最後の試合となる。なお、今後も現役は続行する。

 ◇   ◇   ◇

【桃田賢斗の歩み】

◆12年10月 世界ジュニア選手権で日本人初優勝を達成。

◆13年4月 NTT東日本に入社し、同年の全日本社会人選手権で初出場初優勝。

◆15年8月 世界選手権では日本男子初の銅メダルを獲得した。

◆16年4月 違法賭博問題が発覚し、無期限の出場停止処分。同年リオデジャネイロ五輪の推薦、派遣も見送り。

◆17年5月 日本ランキングサーキット大会で1年2カ月ぶりに復帰し優勝。

◆18年8月 世界選手権で日本男子初優勝。

◆同9月 日本男子初の世界ランク1位。

◆19年8月 世界選手権で2連覇を達成。同年のワールドツアーでは年間11勝を収め、ギネス世界記録に認定。

◆20年1月 マレーシア・マスターズから帰国の移動中に桃田らを乗せた白いバンがトラックに衝突する事故が発生。運転手は死亡し、桃田も顎、唇、眉間の計3カ所の裂傷や全身打撲の重傷を負った。

◆同2月 右眼窩(がんか)底骨折が判明して手術。

◆21年7月 新型コロナウイルス感染拡大によって1年延期された東京五輪で1次リーグ敗退。

◆23年12月 全日本総合で2年連続6度目の優勝。