パリ五輪で初のメダルを狙う7人制ラグビー男子日本代表が、ジェスチャーで観衆8万人の熱狂に対応する。

13日は千葉・浦安市での代表候補合宿最終日。14日からの米国遠征を前に走り込み、21年東京五輪代表の石田吉平(24=横浜キヤノンイーグルス)は「ラグビーはあまり期待されていない。だからこそ勇気を持ってメダルを取り、日本選手団の一番初めでいいスタートを切りたい」と誓った。

開幕2日前の7月24日に1次リーグが開始。試合時間未発表だが、日本選手団初陣の可能性が高い。

会場は約8万人収容のフランス競技場。大歓声を想定し、昨秋の五輪切符獲得後は「大丈夫」「切り替え」などジェスチャーを用意してきた。

下馬評は低いが「リスクがある戦いをする。ハマらなければどのチームにも負けるし、ハマれば強いチームにも勝てる」と素早い防御やキックを活用。月末にかけて五輪登録メンバー12人に絞られ、パリで世界を驚かせる。【松本航】