パリオリンピック(五輪)に臨む日本選手団の壮行会が5日、都内の東京体育館で開催され、小、中学生たちから声援を送られた。東京五輪メダリストがパリへの決意を表明した。

21年東京の銀メダル超えを狙う女子バスケットボールの馬瓜エブリン(29)は「確実に皆さんの応援で一歩踏み出す勇気をもらえました」と感謝。「どこか不安で、くじけそうなときに頭の中で頑張れってみんなが応援してくれていると感じる。壮行会でもらった子どもたちの声はパリで思い出すと思う。皆さんありがとうございます!」と叫んだ。

フェンシング団体エペで金メダルを獲得した見延和靖(36)は「五輪まで1カ月を切ってピリついているけど、あと1歩踏み出す勇気をもらえた」。五輪へ厳しい練習を積む中で「くじけたく、妥協したくなるけど、金メダルを取ってね、という声で頑張ろうという気持ちになる」と奮い立ち「金メダルを取って帰ってきます」と誓った。

スケートボードパーク金メダリストの四十住さくら(22)は「(パリは)東京とは違った感じで観客も来てくれる。2連覇を目指して頑張りたい」と笑顔を見せた。