パリ五輪で12年ぶりのメダルを目指すバレーボール女子日本代表の石川真佑(24=ノバラ)が5日、名曲を力に変えた。都内で行われた日本選手団の結団式後、壮行会ではスキマスイッチの近くに集まり、全体で「全力少年」を歌った。他競技の選手とも一体となり「間近で聞くことができて、自分たちの力にもなった。目標はメダルを獲得することです」と引き締めた。

6月に6大会連続の出場権を獲得。開幕まで1カ月を切り、11日にはフランスへ渡る。自身は2度目の五輪となり、主将でエースの古賀紗理那と主軸としての貢献が期待される。白の公式服に身を包み「日本の国を背負う責任や、覚悟を感じました。残り短い期間で技術を上げられるところは少ない。チームがひとつになって戦うところをやっていきたい」。代表12人が一体となり、全力で“セカイ”を開く。【松本航】