生活習慣病・葉物嫌い… プロの作り置き料理で克服

共働き世帯を中心に利用が広がっている料理の作り置きサービスが多様化している。糖尿病の透析患者向けの自宅療養食やダイエット食、筋力トレーニングの効果を高めるメニューなど、「プロ」お手製の健康管理に役立つプランが人気だ。

■ネットでお気に入りのシェフを探す

夕食づくりの手間を減らせてダイエットの効果も得られる――。働く母には夢のような料理作り置きサービスを早速、記者(39)が試した。

利用したのはシェアダイン(東京・港)のサービス。登録する調理担当者(シェフ)は栄養士や調理師免許、民間調理資格などを持つ有資格者が大半だという。利用者はインターネットを通じてシェフを探し、そのシェフが対応できる料理のプランを選んで直接、やりとりしてメニューなどを決める仕組みだ。料金はシェフごとに異なる。

記者が選んだのは管理栄養士の米川春香さん(34)の「ダイエットや筋トレ中の方に」と銘打ったプラン。事前に大人2人と幼児2人の家族構成や好き嫌い、アレルギーの有無などをやりとりした。

家族の要望は「母親のダイエットと、4歳の長女の葉物野菜嫌いの克服」の2点で、5日分の夕食の作り置きを依頼。米川さんから提案された9品のメニューに必要な食材をそろえて来訪を待った。

当日、朝から自宅に来た米川さんは、カフェやデリのコックのような帽子とエプロンを着用。「チェックシート」を基に味の好みや調味料、調理具、自宅の利用ルールなどを綿密に確認し、持参した調理具などをアルコール消毒をして料理を開始した。

料理に入る前に味付けや好き嫌い、注意点などを綿密に聞き取る米川さん

調理も後半にさしかかったころ、アクシデントが。買い置きしていたと思っていたトマト缶を切らしていたことに気付いた。慌てて買いに走ろうとする記者を横目に、米川さんは落ち着いた様子で冷蔵庫からトマト2個を見つけ、「これを湯むきして使うので大丈夫ですよ」。米川さんは「乳幼児から大人まで栄養や健康を管理できるメニューづくりが得意。今は出張シェフとして様々な体験ができるので勉強になる」と話す。

■家族4人で1食あたり2813円

米川さんがテーブルに皿を並べるまで3時間。ダイエット食の定番、鶏の胸肉を使った治部煮は肉がぱさつかないよう片栗粉をまぶしていた。春雨を使うのが一般的な中華サラダはしらたきで代用。「春雨はでんぷんなので見た目よりカロリーが高い。しらたきはこんにゃくなので腸にも優しく低カロリーでダイエットにうってつけ」(米川さん)という。減量中の貧血防止に鉄分の多い牛肉料理など、全9品で家族4人の5日分の夕食は賄えそうだ。


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