コンパクトに持ち運べるパッカブルジャケットを紹介

天候が変わりやすい山でのキャンプは、防水・はっ水性のあるウエアは必須だ。レインウエアやレインブーツを常備しておくのが最も有効だが、素材の特性として動きにくいうえ蒸れやすく、雨天以外は使いどころがない。

そこでキャンプはもちろんのこと、日常でも使えるデザインの耐水ウエアを3回にわたって紹介する。第1回は、小さく折り畳んで持ち運べるパッカブルジャケット。折りたたみ傘の代わりにバッグに入れておけば、外出時の急な雨でも安心だ。

■薄手で軽く、コンパクトになる防水モデル

ホグロフス「リムシリーズ ジャケット(メンズ)」(3万9600円、税込み、以下同)

100年以上の歴史を持つスウェーデン発の人気アウトドアブランド、ホグロフス。「Less Is More(最小限で、最大のパフォーマンスを)」という哲学を開発コンセプトとし、機能性と耐久性を保ちながら、可能な限り軽くてシンプルなアイテムを手がけている。

今回紹介する「L.I.M Series Jacket(リムシリーズ ジャケット)」は、そんな同社の哲学が色濃く反映された「L.I.M Series(リムシリーズ)」の代表的なアイテム。発売から10年以上の間、アップデートを繰り返しながら継続して販売されている防水ジャケットだ。

主素材には、防水性と透湿性に優れた「GORE-TEX Paclite Plus(ゴアテックス パックライト プラス)」を使用。ゴアテックスファブリクスは「表地・メンブレン・裏地」の3層構造が基本だが、本素材は裏地の代わりに凹凸のある特殊コーティングが施されているため、薄くて軽い。メンブレンが直接肌に触れることはなく、透湿性も非常に高いためドライで快適な着心地を持つ。

アシックスジャパンのホグロフス部マーケティング 丸地悦朗氏は「完全防水のため、雨天時のキャンプやトレッキング、水際でのアクティビティのほか、耐風性があるため保温着としても活躍する」という。また、地球環境に考慮し、持続可能なサプライチェーンを経た製品に付与されるブルーサイン認証の表地を使用している点も特徴としている。

ウエアの袖を折り返し、そこに本体を折り畳んで収納できるパッカブル仕様。パッキングにはコツが必要だが、コンパクトになるため持ち運びやすい。アウトドアシーンはもちろんのこと、日常においてもバッグに常備しておくことで、急な悪天候に対応できる。

「軽量で頑丈、そしてシンプルなデザインのため、長く使い続けられる点が一番の特徴」(丸地氏)。結果として地球環境に対しても優しく、「良いものを長く使いたい」と考えるユーザーに支持され、売り上げを伸ばしているという。

コンパクトに持ち運べるパッカブル仕様。袖口をひねって裏返し、その中に本体を折り畳んで収納する