加茂商事が運営するサッカーショップKAMOは店頭での対面接客を重視する

加茂商事(大阪市北区)が運営するサッカーショップ「KAMO梅田店」(同)がきめ細かな接客で評判を集めている。店内には人工芝を敷いており、シューズの試着も可能。今夏にも社内資格に合格した店員による応対も始めるなど接客に磨きをかけていく。

■サッカー用品、2万1000点の品ぞろえ

4フロアある梅田店は延べ床面積が約530平方メートル。サッカー向けのシューズやウエアなど計2万1000点を販売しており、中でも主力のシューズは2400点分を取りそろえる。

売り場の照明機器は展示商品を魅力的に見せるため、細かく照度を調整できる。4階に設けたシューズの展示フロア(189平方メートル)には全体にわたって人工芝を敷いた。このため来店客は実際にピッチに立ったような感触が味わえる。

同社創業者の加茂建氏の兄は、サッカー日本代表の監督を務めた加茂周氏。サッカーに身をささげた兄弟の知見が店舗作りの至る所に、ふんだんに生かされている。

同社は関西エリアで大阪府に4店、神戸市と京都市にそれぞれ1店舗ずつ「KAMO」を構えている。店舗の内装面や品ぞろえだけでなく、接客にもこだわっていることが特徴だ。

例えば、顧客の足に最適なサイズや種類をスタッフが提案・販売する。サッカーやフットサルで使うシューズではカンガルー革をはじめとする革の商品をそろえる。革によってはシューズの伸び方が異なり、着用感・使用感に違いが出かねないからだ。

来店客の足のサイズや形にも細心の注意を払う。客に薦めるシューズはメーカーごとに検討するだけでなく、同じメーカー品の中でも丹念に確認していく。シューズを使用する頻度や、どんなフィールドでプレーをするのかなどもヒアリングする。このように最適な答えを導き出すことに創業以来こだわってきた。