ミリタリーウオッチの「大きい、ゴツい」イメージとは一線を画す一本

全国のアパレルショップの情報を集めたウェブメディア「FACY MEN(フェイシーメン)」。提供元のファッション系ベンチャー、スタイラー(東京・渋谷)が、月間100万人を超える利用者の閲覧情報を分析、次のトレンドを読み解く。

FACY MENの記事を分析すると、「シューズ」や「シャツ/Tシャツ」などに次いで、「アクセサリー」の記事がよく読まれていた。コーディネートのアクセントになるような小物類を探している読者が多いようだ。

半袖の装いが増える夏場は、手首の辺りが目立つ季節でもある。ブレスレットなどを身に着ける習慣がないなら、アクセサリー感覚で身に着けられる腕時計を選んでみるのはどうだろう。夏という季節を意識するなら、ベルトの素材にも気を配りたいところだ。今回は定番のメタルやレザー素材のベルトではなく、ナイロン素材のベルトを使ったミリタリーウオッチに注目する。FACYに登録する各ショップのおすすめは?

■ミリタリーなのに小径 ナイロンベルトが軽快

「ビジネスシーンでは、かっちりした印象が強いメタル素材の腕時計をお使いの方が多いと思います。ただ、夏場はナイロンベルトの時計も1本持っておくと便利ですね。カジュアル度が高く、春夏らしい軽快な雰囲気が出るのが魅力です」

そう話すのは、東京都渋谷区にある「ZABOU TOKYO(ザボウトウキョウ)」の大井勇人氏だ。米シカゴ発のBERTUCCI(ベルトゥッチ)のミリタリーウオッチを薦めてくれた。

2002年にマイケル・ベルトゥッチが米国シカゴで自身の名を冠して設立した時計ブランドの一本。バネ棒を使わない一体型のケースは頑丈で変形しにくい。日本製のムーブメントに米国製のナイロンベルトを組み合わせるなど、ディテールへのこだわりにも定評がある。オールブラックは日本別注モデルの限定カラー。BERTUCCI / M-1S FIELD 1万5400円

「当店はベルトゥッチのラインアップの中でも、比較的手ごろな値段のモデルに絞って展開しています。その中でも、このモデルは他のミリタリーウオッチでは見かけない小ぶりなサイズ感が受けていますね。腕時計でありながらアクセサリー感覚で着けやすく、コーディネートの邪魔をしない点が人気の理由です」

視認性の高いシンプルな文字盤。着けたときに手の甲に当たらないようリューズは4時方向に配置一般的なミリタリーウオッチのようにゴツくはないが、精悍(せいかん)な印象だ

ブランドの知名度こそ高くはないが、BERTUCCIのデザイナーはもともとTIMEX(タイメックス)で活躍していた人物。そんな背景を知った上で使うのも楽しいポイントだ。夏場はどんなコーディネートが合う一本なのだろうか。

「Tシャツなどのコーディネートに合わせていただいても、もちろんいいのですが、シャツの袖をまくった手元にこんな一本がチラッと見えるとしゃれていると思います。夏用、休日用の腕時計としてピッタリの一本なので、ぜひ試してほしいですね」

右が今回の日本限定モデルの色違いに当たる一般モデル。ケース幅は30mmと小ぶりで、どこかアンティークウオッチのような雰囲気も漂う