タブレットPCの「FMV LOOX 90/G」(富士通クライアントコンピューティング)をテスト

一見魅力的な製品だが、果たして買って大丈夫といえるのか。製品チェックに秀でた識者が良しあしを一刀両断する。今回は11年ぶりに「LOOX」ブランドを冠する、富士通クライアントコンピューティングのWindowsタブレットを評価する。

長らくタブレットはiPadシリーズの一強状態が続いている。そこに風穴を開ける可能性を秘めた製品が、富士通クライアントコンピューティング(以下、富士通)から登場した。「FMV LOOX」というWindowsタブレットだ。「LOOX」は、かつて超小型モバイルPCなどで使われていたブランドで、今回11年ぶりの復活となる。同社の40周年記念モデルでもあり、かなり力が入っている仕様。今回は、店頭上位モデルの「LOOX 90/G」(実勢価格19万7780円・税込み、以下同)を検証する。

FMV LOOX 90/G(富士通クライアントコンピューティング)

実勢価格19万7780円
LOOXペン 実勢価格1万3200円
LOOXキーボード 実勢価格2万1780円
●本体サイズ・重さ/幅307×奥行き190×高さ7.2ミリメートル・599グラム(本体のみ)
●ディスプレー/13.3型(1920×1080ドット)有機EL、10点マルチタッチ対応
●CPU/Core i7-1250U(最大4.7GHz)
●メモリー/16GB
●SSD/512GB
●通信機能/無線LAN(Wi-Fi 6)、Bluetooth v5.1
●バッテリー駆動時間/約12時間(JEITA測定法Ver. 2.0)
●オフィス/Office Home & Business 2021

製品を手にして、驚いたのがその軽さだ。13.3型と比較的大画面のタブレットながら、重さは599グラム。持ち上げると「おっ」と思わず声が出るほど軽く感じる。実質的なライバル機といえるマイクロソフトの「Surface Pro 8」は13型画面で889グラムとかなり重い。12.9型のiPad Pro(Wi-Fiモデル)も682グラムある。これらと比べると、FMV LOOXが相当に軽いことが分かる。富士通でも「タブレットとして活用してもらうには、軽さがとても重要。アルミ製のボディーを採用し、ディスプレーのガラスを極限まで薄くするなど、軽量化には腐心した」(富士通クライアントコンピューティング 商品企画統括部統括部長の田中大氏)という。

13型タブレットとして圧倒的に軽い。本体のみで600グラムを切る(上)。キーボードとスタンドを付けても1キログラム強(下)

なおFMV LOOXに、付属のスタンドを装着すると742グラム。これに、カバー兼用の別売りキーボード(実勢価格2万1780円)をセットしても計1030グラムに収まる。この程度なら、ノートパソコンとして日常的に持ち歩くのも余裕だ。