福岡県警早良署は23日、福岡市早良区で22日、男性がパソコンのサポート詐欺に遭い、電子マネーをだまし取られたとして、防犯メールで警戒を呼びかけた。

 署によると、同日午後8時53分ごろ、被害者が自宅のパソコンを操作中、画面に「パソコンがウイルスに感染した。サポートセンターに問い合わせてください」などとポップアップの表示や警告音が鳴った。画面にあった電話番号に連絡したところ、サポート会社社員をかたる男からウイルス除去などの費用名目で電子マネーを購入し支払うよう指示されたという。

 同署は「まずは慌てず、ブラウザの強制終了、パソコンの再起動により警告画面が消せるかを確認する。ポップアップに表示された電話番号などに連絡しない」と注意喚起した。

 多額の電子マネーカードを買っている人や、電子マネーカードを見ながら通話している人を見かけた際は「詐欺ではないですか?」と、周囲にも声かけをお願いしている。