差し入れの誕生日ケーキに興味津々の秋吉優花取材中、笑顔を見せる武田智加

 HKT48の3月の出来事を下野由貴(23)、秋吉優花(20)、今村麻莉愛(17)、武田智加(18)が振り返る座談会。昇格する5期生4人に期待を寄せながら、話題は1期生・森保まどか(23)の卒業発表へ。事前に知らされていた同期・下野は、同じステージでパフォーマンスをしながら抱いた思いを明かす。卒業コンサートは5月29日。HKT単独として久しぶりのライブ。限られた条件にもどかしさを感じつつも、仲間の「晴れの日」へ向け想像を膨らませる。(古川泰裕) ※取材は4月2日

 −4月中旬から16人でのチーム公演を再開する。ようやく本来の劇場公演ができる。

 下野「やっと公演している、って感じになりそう。今までずっとイベントをしているって感じだったから」

 武田「最近、ずっとチームで動いてなかったじゃないですか。だから(レッスンなどで)『あ、チームT』だ、ってなった」

 秋吉「前は本当にチームごとでしか活動していなかったし、チームが違ったら全く話さないって感じだったけど、今は本当にいろんなメンバーと話す機会がありません?」

 下野「確かに。チームメンバーと逆に遠ざかったというか。そういえば同じチームだったなって、さっき、さやまる(馬場彩華)と会って思った。(5期生4人も)昇格したしね」

 武田「おめでとうございます」

 −昇格メンバーとしての合流も楽しみ。

 下野「むちゃくちゃ楽しみ」

 武田「ユニットとかもね」

 下野「出られるようになるから。ま、(誰が何の曲をやるか)知っているんですけどね、私たちは(笑)」

 今村&武田「気になるー」

 −それぞれの昇格メンバーについて。

 秋吉「『っぽい』なって感じじゃないですか? チームHは(上島)楓ちゃんと(水上)凜巳花なんですけど、助っ人にもよく来ていたし、公演の雰囲気とかもチームHっぽいなあと思っていたらチームHだった」

 下野「うちらもそうかもしれない。子どもが2人(石橋颯と竹本くるみ)入ってきます(笑)。Kはけっこう1期生が多いから、その分、若めなのかな」

 −グループ最年少の石橋さんが加入する。

 今村「まるちゃん(馬場)が最年少じゃなくなるっていうことですよね」

 下野「まるがさ、お姉ちゃんになっていくのかなって思ったら…かわいい(笑)」

 武田「チームTは16人ぴったしだから、変わらない」

 秋吉「足りないですもんね、私たち」

 下野「昇格メンバーを入れても足りない」

 今村「12人ですもんね」

 秋吉「結局、助っ人に出てもらわないといけない」

 武田「助っ人で出してください」

 今村「私も決まってすぐマネジャーさんに『出してください』って言った。『RESET』と『制服の芽』出たいですって」

 下野「私も『RESET』出たい」

 秋吉「『制服の芽』出たい」

 −新しい風が吹く一方、3月22日に5期生の小川紗奈さんが卒業。卒業公演自体が久しぶりで、昨年の月足天音さんは無観客だった。

 武田「懐かしい。やっぱりそういう季節だなって思いますよね」

 下野「春だなって」

 今村「この季節、本当に怖いよね、あの最後のあいさつが。震えちゃう」

 武田「チームが始まったら余計に…」

 −3月1日、有観客での通常公演再開の一発目が小川さんの卒業発表だった。

 武田「あー!」

 今村「そうなんだ」

 −最後のお礼の瞬間に「ちょっと待ってください」と言われるあの感覚…。

 今村「1人が卒業発表したら、3人くらいが続いて発表するイメージがついちゃっているから、めっちゃ怖い」

 −もともと相談していた人たちがいて…。

 今村「そう。で、ダダダダダって」

 −卒業発表の順番待ちがあったと聞いたのは、いつだったか…。

 今村「(井上)由莉耶さんとか(宇井)真白さんとか…」

 秋吉「由莉耶とつっつん(筒井莉子)とか一緒だったよね、タイミング」

 武田「あー、確かにタイミング一緒でしたね」

 今村「ぴーさん(駒田京伽)、(岩花)詩乃ちゃん、冨吉(明日香)さん、(植木)南央ちゃんとかも、バーって」

 武田「確かに。3月らへんか10月らへんか、っていうイメージはある」

 下野「確かに、その辺は固まっていたね」

差し入れの誕生日ケーキに興味津々の秋吉優花

尾崎豊の「卒業」、みなぞーの声がめっちゃでかかった

 −3月22日の卒業公演は非常にいい公演だった。「大好きな人」も印象的だった。

 下野「いい曲」

 今村「あれ、めちゃめちゃ泣ける」

 秋吉「染みる」

 武田「染みる(笑)」

 −森保まどかさんの活動最終日が5月29日に。北九州ソレイユホールでHKT48のコンサート。

 下野「久しぶりだー」

 今村「楽しみ」

 秋吉「しかも全員だしね」

 武田「めっちゃ久しぶりですよね」

 −2020年初めの東京ドームシティーホールは16人の選抜メンバー出演だった。

 武田「そうです、そうです」

 −その前となると…。

 武田「コンサートツアー…?」

 今村「あれだね、さしこちゃんからの卒業、みたいな」

 秋吉「ああ、卒業式やったやつ?」

 下野「感謝祭?」

 今村「違う違う」

 秋吉「武田鉄矢さんの時だ」

 武田「贈る言葉(笑)」

 下野「ああ、あれ? はいはい(笑)」

 今村「めっちゃ昔だよね」

 下野「けっこう前のイメージ」

 秋吉「コロナ禍だからやっていないのか」

 今村「写真を見ると、みんなめっちゃ若い」

 下野「2年前くらい?」

 −2019年?

 下野「怖っ」

 武田「怖っ」

 今村「1曲目何だったかも覚えていないや…」

 秋吉「武田鉄矢さん」

 今村「あ、そうだ」

 秋吉「あと尾崎豊(笑)」

 武田「あれ? 『卒業』じゃなかったっけ」

 下野「最終日だけ『贈る言葉』だった。みなぞー(今田美奈)が近くにいたんだけど、みなぞーの声がめっちゃでかかった。尾崎豊好きだから(笑)」

 武田「で、急いで着替えて…」

 下野「『桜、みんなで食べた』?」

 武田「さくたべだ、そうだ」

 今村「メドレーとかしたやつだ」

 武田「山台から落ちそうだった。ぎゅうぎゅう」

 今村「ぎゅうぎゅうの山台だったね」

 秋吉「あんな感じになるんかなあ」

 下野「またぎゅうぎゅうだろうね」

 −2019年の九州ツアーで一度やっている会場。

 下野「行った。全員行ったのかな?」

 −全員出演ではなかった。

 下野「じゃあ行ってないかも」

 武田「どれくらいのところですか」

 −それなりには大きかったと思うけど。

 秋吉「全体曲ないかも…」

 下野「どうだろうね。分からない。大人の人が頑張ってくれるよ(笑)」

 今村「もしかしたらマウスシールドみたいなのしながらかも(笑)」

難しい、同期の卒業ってなんか…

 −下野さんにとって1000回目の劇場公演となった3月6日、森保さんが卒業を発表。おそらく1期生は事前に知っていたと思うが。

 下野「知っていました。いやあ、慣れないけど…。卒業しようと思っている的なことは、けっこう前々から気付いていて。9周年の時に、はっきり聞いて。確定したのが(発表の)何日か前で。『この日に発表するよ』みたいなのをLINE(ライン)でみんなに教えてくれて。当日は、それしか頭になくって。『1000回おめでとう』みたいに言ってもらっていたけど、それより『まどか!』みたいな感じだったから(笑)。曲中もそわそわしちゃって」

 今村「そんな前もって聞いていたら、曲中に泣いちゃいそうな気がする」

 下野「いや泣くよ。『キスは待つしかないのでしょうか?』で泣きそうだったもん。まどかのポジション隣で『まどかー!』ってなったし『誰より手を振ろう』とかめっちゃ泣きそうだった。難しい、同期の卒業ってなんか…」

 今村「まだ経験したことないんですよ。ドラフト2期生だけ同期の卒業を経験したことがなくて」

 下野「3人だからね…」

 今村「やだ…」

 −3人だと1人の存在感が大きい。

 武田「ダメージが大きそう」

 下野「うちらも人数めちゃめちゃ減ってきてからのさ、1人の卒業ってでかくない?」

 秋吉「そうですよね。人数が減ってくると、いっつも同期で一緒にいますよね」

 下野「まどかの卒業は、けっこうでかいかも。昔は、ただただ『寂しい!』って感じだったけど、今はみんな(目を閉じて何度もうなずく)みたいな」

 武田「うんうん、って(笑)」

 下野「同期みんなそんな感じ(笑)。ちゃんと卒業コンサートができるのは良かったなって思います」

 武田「どんな感じになるんだろう、卒業コンサートって。経験したのは指原さんの時だけなんですよ。穴井(千尋)さんの時はまだいなかったから」

 今村「確かに。あんまりないね」

 武田「あ、らぶさん(多田愛佳)があった。そのときは(HKTに)入ってたわ」

 今村「ちーさん(穴井)、愛ちゃん、さしこちゃんくらい」

 −まあ送り出すような演出とかを想像するけど。

 武田「どんな感じなのか…。でもライブも(客席)半分なんですよね」

 下野「声も出せないのか」

 武田「出せないですよね」

 下野「不思議な感覚になりそう。何のためにあおるのか」

 武田「あおれないですよね」

 下野「難しそう」

 −「あおり」に返せる何かを…。

 今村「声出しボタンみたいなやつにさ、録音してほしいよね(笑)」

 下野「いくつかボタンがあって『笑い声』を押すと『わははー』みたいな音が出る、みたいなの欲しい」

 −スタッフ笑いみたいな(笑)

 下野「『アッハッハッハ』みたいなのと、拍手と、『フー!』と、あと『オイ!オイ!』っていうコールと…」

 −ミックスは?

 武田「ミックスどうするんだろう(笑)」

 今村「バラッバラになりそう(笑)」

 武田「難しい。劇場以上にもどかしそうですね」

取材中、楽しそうに笑う武田智加

はあち、笑うタイミングがちょっとずれていて

 −笑い声に限った話で言えば、3月23日から26日までコント劇の福岡凱旋(がいせん)公演を開催。

 秋吉「あれって声出していい感じだったんですか?」

 −笑い声はね。

 下野「しゃべるのはだめだけど…」

 今村「初日はみんな笑っていいかも分からなくて、けっこうすごい空気の中でやってましたよね(笑)。大丈夫かな、みたいな。途中から笑っていいと分かってから、みんな笑ってくれるようになったから、良かったけど」

 下野「コント劇は笑えないときついよね」

 今村「やっている方も見ている方もきついですよね、多分」

 武田「ウケてない、ってなりますよね(笑)。私、はあち(松岡はな)と、びびちゃん(村川緋杏)と見に行ったんですけど、はあちって、めちゃめちゃ笑うんですよ。しかも笑うタイミングがちょっと何かずれていて。シーンとしている時に『アッハッハッハ』って笑うから、声が鳴り響いて、それがめっちゃ面白くて(笑)」

 今村「こっちも、めちゃめちゃはなちゃんの声、聞こえとった」

 下野「はあち、笑っているーって(笑)。はあちと(田島)芽瑠の笑い声はめっちゃ分かった。キャハキャハ言ってた」

 −撮影中にトントンって後ろから呼ばれて、なんだと思ったら芽瑠ちゃんで「加賀(成一)さんが顔にほくろを描いているかどうか」っていう確認だった。

 今村「気付いたんや(笑)」

 −東京公演に続き、ギリギリの判断だったが有観客でできてよかった。

 下野「いやあ本当に…」

 今村「どっちもいい感じに、お客さんありでできて…」

 下野「福岡の最終日は配信もあったし、東京は全部配信もあったし、お客さんも入ることができて。お客さんなしでコント劇をするっていう感覚が難しすぎて」

 武田「間も何もないですもんね…」

 今村「想像するだけで怖い」

 −今回の座組はどうでしたか?

 今村「コント劇が終わった後、みんな仲良くなっている理由が分かったというか。そりゃこんなに長く一緒にいたら仲良くなるよなって。本当にずっと一緒にいましたもんね」

 下野「ずっと一緒にいたね」

 今村「稽古が終わった後も由貴ちゃんの部屋に集まってご飯を食べて、由貴ちゃんの部屋にご飯のにおいを残してみんな去って行くという(笑)」

 秋吉「いつも由貴ちゃんの部屋なんや」

 今村「『大人のカフェ』さんも優しいし、すごくいい環境というか、めっちゃ楽しかった」

 下野「スタッフさんが、めちゃくちゃ優しいしね」

 今村「何回も立候補したくなる気持ちも分かる」

 武田「みんな家族みたいな」

 秋吉「お客さんも含めてみんな家族みたいな」

 今村「福岡でやったアフターコントがすごく好きで。かえちゃん(上島楓)と麻莉愛でやったんですけど、2人の温度差が全然あって、それがすごく面白くて。一番やっていて楽しいコントだったかもしれない」

 下野「めっちゃ面白かった。かえちゃんがリハーサルでいない時、私がかえちゃんのところに入って麻莉愛とやったんですけど『これは楽しいな』って(笑)」

 −次回以降どうなるのか。

 下野「やるのかなあ、コント劇…」

 武田「どうなんでしょう」

 秋吉「どのメンバーが出ても面白くなりそう」

 下野「絶対に面白い」

 −今回の会場だったイムズホールはなくなる。

 下野「なくなっちゃうし、(東京の)原宿クエストホールもなくなっちゃうから…」

 秋吉「バークアップ(大野城市)もなくなりましたよね。うちらのホームがなくなっていく(笑)」

 今村「コント劇をしたらなくなるみたいになっちゃう(笑)」

 武田「やばいやばい(笑)」

 下野「スタッフさんと話していた時、次は会場も変わるから、もしかしたら新しい…ちょっとだけ変わるかも、みたいな感じはちょっとあった」

 秋吉「ミュージカルとかやってみたいです。面白そうじゃないですか? 加賀さんとか、歌うのが好きそうだし」

 下野「『大人のカフェ』さんとミュージカルなのね(笑)」

 武田「カフェさんは変わらない(笑)」

 下野「でもミュージカルコントみたいなの、1本作れそう」

 武田「『伊達さん』ならいける」

 下野「『伊達さん』、何でもできるから」

 武田「だって『始まりの歌』があったから。コントの『始まりの歌』っていうのがあって」

 秋吉「何かあるん?」

 下野「サビがなかなか始まらないっていう歌」

 武田「ずーっとサビが、来ない…来ない…っていうコント(笑)」

 秋吉「めっちゃ面白そう(笑)」

 武田「ちゃんとしたすてきな『はじまりの唄』は別にあった(笑)」