詩人谷川俊太郎さんが文章を書いた絵本の魅力を紹介する展覧会「谷川俊太郎 絵本★百貨展」(西日本新聞社など主催)が27日、福岡市博多区の福岡アジア美術館で始まる。6月16日まで。

 手がけた約200冊の絵本のうち、言葉遊びや戦争と平和、死生観などをテーマにした約20冊について、建築家や写真家などのクリエーターが映像や音、立体作品で表現。人気作「おならうた」をモチーフにしたドーム形の作品は、中に入ると「ぼふっ」というおならの音が響き、絵本の世界に迷い込んだような感覚を体験できる。

 本展を企画した林綾野さん(48)は「『おもしろい』を追求した、今までにない展覧会に仕上がった。大人から子どもまで五感をフルに使って楽しんで」と話した。

 水曜休館。入場料は一般1600円ほか。

 (鶴智雄)