バド“女王”山口茜が求める4つの「シン」 東京五輪金へ4月から選考レース

バド“女王”山口茜が求める4つの「シン」 東京五輪金へ4月から選考レース

 2020年の東京五輪まで残り1年半余り。今年は代表選考レースがいよいよ本格化する。

 バドミントンの選考レーススタートは4月末。1年間の国際大会の成績に基づいたランキングで五輪出場を決める長丁場だ。女子シングルスは山口茜(再春館製薬所)が2大会連続出場へ気合を高める。

 昨年4月にバドミントン女子シングルスで日本人初の世界ランキング1位に立った。「女王」の称号を与えられても21歳の山口は進化を求める。19年のテーマは「シン」だ。「“真”の強さを得るために“心”やプレーの軸という“芯”を強くする。“新”しいことにもチャレンジしたい」と言い切った。

 真の強さの一端が昨年末の全日本総合選手権で見えてきた。「状態がダメなときも流れを引き戻そうと無理やり攻めて、ミスをするのが以前の自分。全日本では1点差まで詰め寄られても我慢してラリーを続けることで流れが戻った」。心が安定し、粘りを身上とするプレーの芯がぶれないようにすることの大切さに改めて気付いた。

 バドミントンの代表枠は各種目最大2。1年かけて国際大会を戦い、獲得したポイントによる世界ランキングで決める。順当なら山口とリオデジャネイロ五輪銅の奥原希望が有力だ。本大会で優位な組み合わせにするため、第1シードを獲得できるかが金メダルへの鍵になるが、「あまり結果にこだわらず、こういうプレーをしようと追求した方が良い。とにかく選手として成長したい」と純粋に強さを追求する。

 福井・勝山高3年時から始まったリオ五輪の代表選考レースでも目の前の試合に集中し、出場権を勝ち取った。「当時と比べたら周りの声もちゃんと聞こえる。だからこそ、あまり意識せず臨んだ方がいい」と精神的な成長を踏まえての課題を挙げた。

 “新”たな挑戦も模索する。「ネット付近からのショットを工夫したい。相手を後方に押し込もうと思ったら後ろ(への攻撃)に偏るし、逆に前に偏るときもある。前後左右のバランスを取りつつ、すべてのレベルを1段階高くする」

 これまでは劣勢に立ってもトリッキーなプレーでピンチをしのぐ場面が目立った。「本当は、追い込まれる前にやっつけちゃうのが理想。そう心掛けていれば、追い込まれた時にトリッキーなプレーが(もっと)生きる」。世界で戦いながら一回り成長し、真の女王として東京五輪の舞台に立つ。

■女子ダブルスは大激戦

 2枠を争う女子ダブルスはかつてない激戦だ。昨年末時点で世界ランク1〜3位を日本勢が独占、ベスト10に5組がひしめく。

 最有力は世界選手権で2年連続銀メダルの熊本出身コンビ、福島由紀・広田彩花の「フクヒロ」組(岐阜トリッキーパンダース)。全日本総合選手権も2連覇するなど安定感が光り、リオデジャネイロ五輪金の「タカマツ」こと高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)や、18年世界選手権金メダルの永原和可那、松本麻佑組(北都銀行)を一歩リードする。福岡・九州国際大付高出身の桜本絢子(ヨネックス)も高畑祐紀子(同)とのペアでランクアップ中。逆転での代表入りを狙う。

 男子ダブルスは18年世界選手権銀メダルの九州出身コンビ、「ソノカム」こと園田啓悟・嘉村健士組(トナミ運輸)が有力だ。同じ九州・佐賀出身の井上拓斗も金子祐樹との日本ユニシスペアで初の五輪を狙う。

=2019/01/01 西日本スポーツ=


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