◆ソフトバンク4―1オリックス(11日、ひなたサンマリンスタジアム宮崎)

 ソフトバンクの「軍師」こと三森大貴がまたしても勝負強さを発揮した。

 1点を追う5回1死一、三塁。アンダーソン・エスピノーザの初球ナックルカーブを右前にはじき返し、同点の適時打とした。「1打席目(右前打)の感じも良かった。あんまり考え過ぎずにピッチャーに入っていけたので。いいところに飛んで良かった」と笑みを浮かべた。

 9番に座り、得点圏では12打数8安打。驚異の得点圏打率6割6分7厘を誇る。「ランナーが多いときに回ってきてますし、より集中力も高まります。ピッチャーの失投も増えると思うので、しっかり1発で仕留めていけたらいいのかなと思います」と話した。

 小久保裕紀監督も「得点圏の打率がすごいらしくてね。今日もあのとき(5回)にポンって初球で同点までいけたのが良かった」と目を細めた。