◆体操 NHK杯(18日、群馬・高崎アリーナ)

 7月に開幕するパリ五輪の代表最終選考会を兼ねて女子の個人総合2回目が行われ、首位スタートの宮田笙子(順大)が217・162点で3連覇を果たし初の五輪代表に決まった。跳馬からの4種目をいずれも安定した盤石の演技を披露して圧倒。昨年は負傷に苦しむなど我慢のシーズンを送った女王が1位を守り、悲願の初舞台への権利を手にして涙を流した。

 2位は岸里奈(戸田市SC)、3位は岡村真(相好ク)、4位は中村遥香(なんばク)が入りいずれも初の五輪切符を獲得した。貢献度を勘案して選出される残り1枠は別途発表される。

 5位スタートだった2016年リオデジャネイロ五輪からの3大会連続出場を目指していた杉原愛子(TRyAS)は5位。段違い平行棒での移動技で落下したミスが響いた。

 前回2021年の東京五輪では種目別床運動で村上茉愛が銅メダル。体操女子の日本勢でメダルを獲得したのは、1964年の東京五輪以来、57年ぶりで、個人種目では初だった。パリ五輪ではフレッシュな顔ぶれで2大会連続となるメダル獲得を目指す。

 体操のパリ五輪代表選考は男女ともに5人。女子は4月の全日本選手権の得点を持ち点に争われるNHK杯の上位4人と、チーム貢献度で1人が代表に決まる。

 チーム貢献度は種目別で強いスペシャリストが有利となり、個人総合で選出された選手とチームを組んだ場合に、団体総合の得点が最も高くなる選手を選ぶ。

 男子は昨年の世界選手権で個人総合2連覇の橋本が既に決定済みで、NHK杯で上位2人を選出。残り2人はチーム貢献度で決まる。男子の1人はNHK杯10位以内が条件となる。男子の個人総合2回目は19日に開催される。