◆ソフトバンク3―2西武(18日、みずほペイペイドーム)

 ソフトバンクが鮮やかな逆転勝ちで3連勝を飾った。1点を追う8回に近藤健介が逆転6号2ランを放った。貯金は今季最多の16に膨らみ、敗れた2位日本ハムとは5ゲーム差に開いた。小久保裕紀監督の主な一問一答は以下の通り。

 ―近藤の一振りでひっくり返した。
 「先発の渡邉がなかなかコントロールが定まらない中で、(現役時代に)経験ありますけど、意外にああいうのは打ちにくいもの。嫌な流れだったんですけどね。近藤は1打席目のレフトフライも2打席目のライトフライも紙一重のところだった。最後、ストレートを1球で仕留めるところは本当にさすがだなと思いましたね」

 ―ボール気味の球。
    「松本は8回のセットアッパーになってから、ストレートが基本的には中心になりますので。それを1球で仕留めるところはさすがですね」

 ―嫌な流れもひっくり返した。
 「なかなか今日みたいな展開はね。ランナーをためながらも(点が)入らないという。(今季)初先発のピッチャーで的を絞りにくい中では嫌な雰囲気ではあったんですけど。何度も言いますけど、さすがですね。あのボールを、あの場面で逆転2ランを打つんですから」

 ―高打率も誇っている。
   「去年というか、キャッチャーから野手に専念してからずっとあのスタイルなのでね。こっちとしては何回も言いますけど、コンディショニングの管理をしながら1年ずっと出続けてもらうというのが一番戦力として大切なことだと思います」

 ―右投手でも右打者の野村勇、リチャードを起用した。
   「リチャードはフリーバッティングがめちゃくちゃ良かったので、ちょっと使った方がいいかなという話しですかね。あとは(今宮)健太がなかなか結果が出ていない中で(野村)勇にもチャンス与えようという話しでやりました。二人とも2回出塁しましたもんね」

 ―初回の重盗。
   「基本的にはあの組か、三森とか、川村、緒方ぐらいまでじゃないですかね。それ以外は難しいです」

 ―大津亮介も一発のみ。
   「あのまま負けていたら『あの1球が』となっていたと思いますので、そういう反省を生かして。打ちにこないだろうのストレートだったので悔いが残ると思う。全球、全て悔いの残らないボールは難しいかもしれないですけど、結果的にあの1本で負けたとなると悔いが残っていたと思うので、次に生かせばいいと思います」

 ―長谷川威展が3勝目。
  「最後3―2になって、外崎のところをしっかりしのげたのも逆転につながったと思う」

 ―明日は武内が相手先発。
 「そんなに点は取れないと思います。まだスタメンも全然考えていないので、これからどうしようかなと考えます」