◆西武3―5ロッテ(21日、ベルーナドーム)

 本拠地に帰っても負の連鎖が止まらない。今季3勝無敗だった西武の今井達也が2度の3連打を許すなど5失点。得点力不足に苦しむ打線にはあまりに重い点差となった。

 今井は初回の投球練習時に右手薬指から出血。「(出血で)滑った。何とか抑えたい気持ちはあったけど」と悔しさを押し殺した。今季初めてクオリティースタート(6回以上投げて自責点3以下)を逃した。

 打線もロッテと同じ11安打ながら3点どまり。要所で3度併殺打を打たされた。チームは6連敗で、ロッテ戦は今季7戦全敗だ。

 それでも6回は平沼翔太が適時打。7回は外崎修汰に4日ソフトバンク戦のサヨナラ打以来となる適時打が出るなど光明はある。松井稼頭央監督は「(打線は)あと一本でしょうが、粘りというか、良いところもいっぱい出ている」と前を向いた。