日本自転車競技連盟は22日、今夏のパリ五輪トラック種目の日本代表選手を発表した。男子では福岡県うきは市出身の今村駿介、女子では福岡市出身の内野艶和、北九州市出身の垣田真穂、福岡県大野城市出身の池田瑞紀ら13人が選出された。東京五輪の女子オムニアムで銀メダルに輝いた梶原悠未は2大会連続のメダルを目指す。

 2021年の東京五輪では代表チームのサポートメンバーだった今村。昨年の世界選手権の男子オムニアムで日本男子初となる銅メダルを獲得した成長著しいホープで悲願の初代表を手にした。

 同じく初代表の内野も昨年の世界選手権ポイントレースで銅メダルを獲得。垣田と組んだ昨秋の杭州アジア大会女子マディソンでは金メダルに輝いている。池田も福岡・祐誠高時代から将来を嘱望された期待の星だ。

 内野、垣田、池田の3選手はいずれも福岡県が実施するタレント発掘事業をきっかけに競技を始めて成長を遂げた、地元福岡で培った力をパリで発揮する。

 男子は今村駿介、太田海也、小原佑太、窪木一茂、長迫吉拓、中野慎詞、橋本英也。女子は池田瑞紀、内野艶和、太田りゆ、垣田真穂、梶原悠未、佐藤水菜。