◆ウエスタン・リーグ ソフトバンク11―4中日(23日、タマスタ筑後)

 ソフトバンクの東浜巨投手(34)が先発し、4回0/3を投げ7安打2失点だった。5日の西武戦(ベルーナドーム)以来の実戦登板。「ちょっと(体が)重かったけど、5回のマウンドに上がれたので、自分の中ではしっかりクリアできた」と振り返った。

 この日は、打者へ投げる際の感覚を取り戻すことと、イニングのインターバルをこなしていくことをテーマに掲げ登板に臨んだ。

 初回に先頭打者のブライトに二塁への内野安打を許したが後続を切った。2回は三者凡退。3回には5本の安打を許して2点を失った。5回に先頭打者に左前打を打たれたところで、予定していた投球数内の74球でマウンドを降りた。

 3回の投球について「打ち取った打球の安打も多かった。それ以前に感覚として(出力が)出てきてなかったことがあるので、悲観的には見ていない」。その上で、球の状態については「ある程度投げられた。あとは微調整」と語った。

 今季は開幕からここまで5試合に登板し2勝0敗、防御率2.10。先発陣が豊富な上に、ここまでは週5試合が多い余裕のある日程だったこともあり、5日の西武戦以降は出場選手登録されたまま1軍登板はなく調整を続けてきた。交流戦が始まり来週からは6連戦も続くため、再び先発ローテに戻る見込み。「(交流戦は)打席に立つこともあるし、試合に入る流れも変わってくると思う。その中でチームの状態がいいので、そこにしっかり乗っていけるように調整していきたい」。今季負けなしの右腕が、チームの勢いをさらに加速させる。(浜口妙華)