西武のドラフト1位左腕、武内夏暉投手(22)=国学院大=が4日、出場選手登録を抹消された。新型コロナウイルスに感染したためで、NPB感染症特例の対象選手となった。回復すれば通常の10日間を待たずに再登録できる。

 今季チームトップの4勝を挙げている武内は、3日に埼玉県所沢市の球団施設で行われた1軍の投手練習に参加していた。球団によると練習後に発熱したという。武内は7日からの阪神との3連戦(甲子園)での先発を予定していた。

 4日のヤクルト戦前に取材に応じた渡辺久信監督代行は「こればかりは仕方ない」。代替指名選手として登録されたドラフト2位右腕の上田大河投手(22)=大商大=は今季イースタン・リーグでリリーフとして登板している。渡辺監督代行は武内に代わる先発について「誰かを先発させます。中継ぎ(ブルペン)デーにするか分からない」と語った。