「一瞬で浮かんで…」2戦連続アシストしたアビスパ福岡・新人DF橋本悠、ヒントになった日本代表戦士のゴールシーン
西スポWEB OTTO!6/12(木)7:00

後半20分、クロスボールを上げて先制点をアシストする福岡・橋本(中央)
◆天皇杯全日本サッカー選手権2回戦 J1福岡2―0JFL沖縄SV(11日、福岡・ベスト電器スタジアム)
後半途中出場したJ1アビスパ福岡の橋本悠が公式戦で2戦連続のアシストをマークした。前半20分、利き足とは逆の左足でクロスボールを供給し、前田陽輝の先制点をお膳立て。8日のYBCルヴァン・カップ広島戦で右足からクロスを繰り出してアシストしたのを踏まえ「(左サイドから中に)カットインしてからのクロスが分析されているなと最初の1対1で感じて分かった。左足で持っていた方が相手は詰めてこなかった」と冷静な判断でチームに貢献した。
クロスを上げる直前、もう一つ思い浮かんだ光景があった。昨年3月16日のJ1リーグFC東京戦。日本代表DF長友佑都に先制された場面だ。福岡大4年ながら既にアビスパ入りが内定し、特別指定選手となっていた橋本はメンバー外だったが、映像で試合をチェック。アシストしたバングーナガンデ佳史扶が供給した直線軌道のクロスが印象に残っていた。「あんな感じのクロスを上げていたな、と一瞬で浮かんで。巻いて蹴るより、ストレートで刺した方が面白いかなと思った。とっさのアイデアでいったら質が良かったし、タイミングよく入ってくれた(前田)陽輝のおかげ」と笑顔を輝かせた。
プロ1年目の今季は途中出場が多く「最初は何か実績を残してチーム内の争いに食い込まなければ、と自分のことで精いっぱいだった」。それが出場時間を重ねるにつれて、心の余裕ができてきた。「周りとのコミュニケーションも増え、自分に何ができて何ができないのかも見えてきた。そういったものがより良い方向に進んでいる」と自信を深めている。
鳥栖の育成組織出身で、小学生のころから橋本を知る金明輝監督は「もう1回り、2回りフィジカルが上がってくれば、日本を代表するプレーヤーになるぐらい、クロスの質は良い。左右しっかり蹴れるし、ロングスローも投げられる」と期待を込める。橋本は「守備でうまく味方とコミュニケーションを取るといった課題もある。そういったことを人並み以上にやり、特徴をどんどん伸ばしていけたら」。癒やしキャラとして知られるピッチ外だけでなく、ピッチの中でもサポーターの認知と人気を高めていく。(末継智章)










