2008年のプロ入りから日本ハム(2008-)でプレーし、昨季までに「.252・257本・937打点」といった数字を残しているプロ14年目・32歳の中田翔。17日、その中田が一軍登録を抹消されたことが、ネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。

 今季は「.197・4本・11打点」と不振に陥っている中田は、16日・ソフトバンク戦でスタメンを外れベンチ外に。試合後、チームを率いる栗山英樹監督は体調不良が理由と明かしたが、翌17日に同じ理由で一軍登録を抹消したことが伝えられた。

 中田は「.237・18本・91打点」をマークした2011年からここまでチームの主軸を務め続けている一塁手・外野手だが、この間は左手第5中手骨亀裂骨折(2013年8月)、右内転筋筋挫傷(2017年4月)、右手母指球部挫傷(2019年8月)と3度故障による登録抹消を経験している。ただ、故障以外の理由での二軍落ちはレギュラー獲得以降、そして栗山政権下(2012-)では今回が初めてとなる。

 中田の抹消を受け、ネット上には「15日までは普通に試合出てたのに、メンタル面が上手くいってないんだろうか」、「表向きは体調不良だけど、打撃不振が長引いてることが主原因な気がする」、「バット折って右目負傷したりもしてたし、栗山監督は体調不良ってことにして二軍でリフレッシュさせるつもりなんだろう」といった反応が多数寄せられている。

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 一方、「コロナになったわけでも無いのに体調不良は不自然、実はトレードで追い出そうとしているのでは」、「球団側が中田を落ち目になってきたと判断して、『売れる内に売ってしまおう』と考えているとしても不思議ではない」、「日本ハムは過去に主力を何度も放出してるから、中田もこのまま他球団に出すこともやりかねない」、「チーム事情を考えると、広島か中日が有力候補になるんじゃないか」とトレードを予想する声も複数見受けられた。

 「日本ハムは2012年に糸井嘉男(当時31歳/→オリックス)、2016年に吉川光夫(当時28歳/→巨人)、2017年に谷元圭介(当時32歳/→中日)と、20代後半から30代前半の主力選手を過去に複数回他球団に電撃トレードしています。そのため、32歳の中田も今後トレードされる可能性があるのではと考えているファンは少なくないようです。なお、こうしたファンの間では有力なトレード先として、中田の地元球団で一塁に目立った存在がいない広島や、チーム打率(.229)、本塁打数(17本)、得点数(111得点)が全てリーグワーストと貧打に苦しむ中日の名が挙げられています」(野球ライター)

 これまで打点王に3度(2014,2016,2020)輝き、ベストナインは5度(2013-2016,2020/2012-2013は外野手部門、2016-2020は一塁手部門)、ゴールデングラブ賞も4度(2015-2016,2018,2020/全て一塁手部門)獲得するなど攻守で豊富な実績を持つ中田。仮にトレード移籍となれば球界に衝撃が走ることは間違いないが、果たして今後実現することはあるのだろうか。

文 / 柴田雅人