19日に行われた巨人対DeNAの一戦。「4-4」で両チーム引き分けたこの試合で、巨人のプロ8年目・32歳の小林誠司が見せた振る舞いがネット上で物議を醸している。

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 問題となっているのは、「4-4」と両チーム同点で迎えた9回裏の小林の挙動。この回から捕手の守備固めとして途中出場した小林は、同時にマウンドに上がった5番手・ビエイラをリード。2死一、二塁とサヨナラ負けのピンチを招くも、ここで打席に入った牧秀悟を三ゴロに抑え引き分けに持ち込んだ。

 試合終了直後、小林はマウンド上のビエイラの元に歩み寄るとグータッチを交わし、その直後には笑顔でハグも交わす。チームは試合前時点で10連敗中(1分挟む)でこの日も連敗を止めることはできなかったが、まるで試合に勝利したかのような喜びを見せた。

 小林の振る舞いを受け、ネット上には「勝てなかったのにグータッチやらハグやら呑気過ぎるだろ」、「今日も連敗ストップ失敗したのに喜んでる場合なのか?」、「勝てなかった悔しさよりも、負けなかったことへの満足の方が大きく見えて失望した」と苦言や批判が寄せられている。

 一方、「この引き分けでCS争いがかなり有利になったから引き分けでも喜んだのでは」、「結果は確かに引き分けだけど、対広島を考えたら勝ちに等しいとも言えるしなあ」、「CS進出にはもうとにかく負けないことが大事だから、ドローに持ち込めてホっとした部分もあったのでは」と、引き分けでも喜びをあらわにした理由を推測するコメントも複数挙がった。

 「セ・リーグは現在3位巨人、4位広島がクライマックスシリーズ進出圏内となるAクラス争いを展開していますが、19日試合前時点では巨人が残り4試合を全敗なら、広島が残り6試合を『4勝2敗』以上で順位が入れ替わるという状況でした。ただ、巨人は同日の試合で引き分けたことで残り3試合を全敗でも、広島が『5勝1敗』以上でいかない限りはAクラスを死守できる計算に。そのため、一部ファンの間では小林はCS争いの状況を頭に入れた上で、今回の引き分けを勝ちに等しい引き分けと捉えて喜びをあらわにしたのではないかという見方も浮上しています」(野球ライター)

 広島は優勝争い真っただ中の首位ヤクルト(残り3試合)、2位阪神(同2試合)との試合を多く残しているため、残り試合を1敗のみで乗り切るのは極めて困難とみられている。小林が喜びをあらわにした理由は不明だが、チームにとって価値ある引き分けになったことは間違いなさそうだ。

文 / 柴田雅人