野球解説者の金村義明氏(元近鉄他)が、25日放送の『金村義明のええかげんにせぇ〜!』(MBSラジオ)に生出演。阪神のプロ8年目・30歳の梅野隆太郎についての発言がネット上で物議を醸している。

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 今回の番組で金村氏は、阪神にとっては今季最終戦となる26日・中日戦の展望についてトーク。直近の試合となった24日・広島戦で見られた好材料や、26日の試合で先発予定の青柳晃洋への期待などを語った。

 その中で、金村氏はここ最近の試合で梅野のスタメン外が続いていることに言及。梅野は24日終了時点で130試合に出場しているチームの正捕手だが、12日・巨人戦から24日の試合まで10試合連続でスタメン落ち。さらに、この間は途中出場も20日・ヤクルト戦のみとなっている。

 梅野のスタメン外が続いている理由について、金村氏は「今坂本が頑張ってるからねえ」と発言。阪神は2番手捕手・坂本誠志郎がスタメンマスクを被った直近10試合で「6勝1敗3分」とほとんど負けていないため、このことが首脳陣の起用法に影響しているのではないかと指摘した。

 ただ、金村氏は26日の中日戦については「前半戦で勝負がつけば出してあげなきゃいけない」とコメント。シーズンの大部分で扇の要を務めてきた梅野の心情を踏まえ、首脳陣は途中出場といった形でも26日の試合には起用するべきではないかと主張した。

 また、金村氏は「もしそこで坂本に最後までマスク被らすようなことになれば、僕は梅野はもう多分来年出ると思う。捕手欲しがってる球団って結構あると思うからね」とも指摘。もし梅野に出番を与えなければ、今季取得した国内FA権を行使され他球団に出て行かれる展開にもなりかねないと推測した。

 金村氏の発言を受け、ネット上には「坂本を使いはじめてチームは好調なんだから、それが続く限り坂本が優先起用されるのは当然だろ」、「終盤ちょっとベンチ温めただけでFA移籍を予想するのは考えが安易ではないか」、「シーズン通して干されてるわけではないから、不満を感じて移籍することは考えづらい」といった否定的な声が寄せられている。

 一方、「シーズンの大半頑張ってきた梅野を最後だけ干してたら怒って出ていかれてもおかしくないぞ」、「ここからレギュラーに返り咲ける保証も無いし、『それなら正捕手不在のチームに移籍するか』って考えに至っても不思議ではない」、「梅野はちゃんと実績のある捕手だから、FAしたら争奪戦になって引き留めは厳しくなりそう」と、金村氏の推測通りに梅野がFA流出する可能性は否定できないと不安を募らせるコメントも複数挙がった。

 「梅野は最近こそ出場機会を減らしていますが、プロ入りした2014年から昨季までに『656試合・.237・37本・211打点』といった通算成績を残し、昨季まで3年連続でゴールデングラブ賞を獲得している捕手。また、今季は『.225・3本・33打点』と打撃3部門の数字は寂しいものの、得点圏打率は『.321』と勝負強さが光りました。こうした攻守の実績を考えると仮にFA権を行使すれば、複数球団が正捕手を任せられる人材として獲得に名乗りを上げる展開は十分考えられるでしょう。梅野が現状をどう思っているのかは分かりませんが、もし出場機会の減少に不満を抱いているとすれば、正捕手としての出場が見込めそうな球団に移籍する決断を下す可能性は決してゼロではないといえそうです」(野球ライター)

 26日の試合前に発表されたスタメンには名前がなかった梅野。この後の試合で出場機会があるのかに加え、今オフの動向にも大きな注目が集まりそうだ。

文 / 柴田雅人