5日に登録抹消が公示されたDeNAのプロ7年目・31歳の森原康平。同日に球団が抹消の理由を明らかにし、物議を醸している。

 報道によると、森原は5月31日に楽天モバイルパークで行われた楽天戦前、一塁ベンチ前でのストレッチ中に撤去作業中のネットが倒れ背中を強打し打撲。DeNA側はすぐに抹消にはせず一軍帯同で様子を見ていたが、回復が思わしくないことから6月5日に抹消したという。また、この件については既に楽天側から謝罪を受けていることも合わせて発表したとのことだ。

 今季の森原は開幕からここまで「11登板・1勝0敗2ホールド・防御率4.50」といった数字をマーク。5月14日・阪神戦では「0.0回5失点」と炎上を喫したものの、それ以外の10登板では「10回1失点(自責0)」と非常に安定した投球を見せていた。

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 森原のアクシデント報道を受け、ネット上には「え? 森原これ大丈夫なの?」などと心配の声が相次いだ。一方、「不手際起こした側の球団が無反応なのは印象悪い」、「第一報の後もダンマリなのはおかしくないか?」、「内々の謝罪だけでいいって考えてるなら無責任すぎるぞ」「公式サイトとかにも謝罪文ぐらい出せよ」といった楽天側への不満も見られた。

 「森原のアクシデント発生から今回DeNAが経緯を発表するまで約1週間ありましたが、この間楽天側からの発表・声明は特にナシ。また、DeNA側の発表から一夜明けた6日も、午後3時までにアクシデント関連の発表などは出されていません。DeNA側の発表前の期間については、森原の負傷を明かすとDeNA側のブルペン戦略に影響が出る可能性などがあるため発表ナシとなったのは理解できる面もありますが、DeNA側の発表後も特に言及がないことについては首をかしげているファンも少なくないようです」(野球ライター)

 当事者の森原は抹消翌日の6日、自身の公式Twitterに「一部報道にもありますが、 今は1日でも早くファンの皆さまの前に戻れるよう頑張っていきますので、応援のほどよろしくお願いします!」と気丈に投稿している。これ以上故障が長引かないことを願うばかりだ。

文 / 柴田雅人

記事内の引用について
森原康平の公式Twitterより
https://twitter.com/morihara52