新潟県上越市の海沿いなどを走り、海と山の景色を同時に楽しめるリゾート列車“雪月花”。その雪月花を貸し切って5月21日、行われたのは結婚式です!電車好きだという新郎新婦にとって一生の思い出となったようです。

21日、上越市の海沿いにある有間川駅にやってきたのは、上越地域を走るリゾート列車“雪月花”です。

この雪月花から降りてきたのは、タキシードとウエディングドレスを着た新郎新婦でした。

Q.降り立ってどう?
新婦:「もう感激」
新郎:「日本海が近くて」
新婦:「ここの駅を選んでよかったなと思う」

ここに到着するまでの車内では、人前式が行われていました。

これは地域活性化などを目的に、えちごトキめき鉄道と上越市で冠婚葬祭を行う企業がタッグを組み、雪月花を利用して結婚式ができるというこの企画。

【新婦 石井幸子さん】
「皆さんスイッチバックしますので、景色を眺めていてください」

自ら雪月花について説明してしまうほどの雪月花の大ファンで、これまでに6回乗車経験のある千葉県在住の石井さん夫婦。

一生に一度の結婚式を大好きな列車で挙げた新郎新婦は。

【新婦 石井幸子さん】
「写真だけではなくて、車内で挙式・披露宴はどうですかと。今回このようなお話をいただけて、本当になんか…ごめんなさい。うれしすぎて…」

【新郎 石井健さん】
「本当にいい思い出になっている」

結婚式では直江津や新井、糸魚川駅など雪月花の運行ルートを通りますが、新郎新婦の希望によっては思い出の駅などでイベントや写真を撮ることも可能だといいます。

【えちごトキめき鉄道 鳥塚亮 社長】
「2人の門出がここから始まるというのは、たぶんすごくこの地域を、この沿線を思い出にしていただけると思う。こういう形でもっともっと、この地域を思い出にしていただける輪が広がっていったらいいなと感じている」

忘れられない結婚式を挙げ、新郎と新婦の絆も深まったようです。

【新婦 石井幸子さん】
「レールがずっと続いているように、私たちも結婚生活もずっと続いていけるように夫婦共々頑張っていきたい」

えちごトキめき鉄道などは今後もこうした結婚式を企画していく方針です。