富士山とコンビニが一緒に撮影できると観光客が殺到した山梨県富士河口湖町の路上に21日、迷惑行為対策のための黒幕が設置されました。設置された場所はどうなっているのか、中継でお伝えします。

設置された黒い幕は、高さ2.5メートルということです。富士山側の景色は全く見えなくなっています。

ただ、車が通る様子は少し分かります。幕に小さな穴が開いていて風を通す素材でできているということです。

この歩道はもともと幅が狭いつくりになっていて、大勢の人が写真を撮るために立ち止まると、通行はかなり難しくなりそうなことが分かります。

幅20メートルの幕を抜けて車道のほう見ると、交通量がかなり多いです。

すぐそばに駅があるため一日中、観光バスなど車が頻繁に通るため、急に横断するとかなり危険なことが分かります。

21日は雲に覆われて富士山が見えないのですが、本来だとコンビニの上に富士山がきれいに見えるということで、観光客が殺到しこの幕が設置されたということです。

――幕が設置されてから効果は出ているのでしょうか?

設置されてから、歩道から景色の写真を撮る人はほぼ見かけませんし、地元の人にも聞くと、急な横断をする人がかなり減ったということです。

ただ、ゴミのポイ捨てや、また自転車をレンタルして観光する人も多いということで、車道のど真ん中を走ってしまって車のクラクションが鳴り響くことも時々あるということです。

ルールを守って観光を楽しむことにはまだまだ注意が必要です。