スマホの見過ぎで突然“斜視”に? 「中高生」最多、16歳がピーク…大人も注意 気づく方法と予防のコツ【#みんなのギモン】
日テレNEWS NNN6/20(金)10:46

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子どもたちがインターネットに触れる時間が多くなっているいま、目の異常に要注意です。スマートフォンなどデジタル機器の過剰使用などで、左右どちらかの目が内側に寄って視線がずれる“斜視”になりかねません。どう気づくか、どう予防するかを考えます。
そこで今回の#みんなのギモンでは、「“スマホ斜視”に要注意…どう気づく?」をテーマに解説します。
■3つの団体が“スマホ斜視”で提言

山崎誠アナウンサー
「スマホ斜視という言葉、聞いたことはありますか?」
桐谷美玲キャスター
「私もSNSで見ました」
森圭介アナウンサー
「聞いたことあります。最近ちらほら目にするようになりましたね」
山崎アナウンサー
「増えてきましたか。子どもだけではなくて大人にも起きるということです」
「6月、日本弱視斜視学会・日本小児眼科学会・日本視能訓練士協会の3つの専門家の団体は共同で、スマートフォンや携帯ゲームなどの見過ぎで突然起きることがある急性内斜視に注意を呼び掛け、その対策を提言しました」
「急性内斜視は幅広い世代で発症する病気ですが、この提言のもととなった研究では、16歳をピークに中高生で最も多いということです」
「スマートフォンなどのデジタル機器の過剰使用が1つの要因となっていまして、その使用をやめる、視聴時間を半分以下に減らすと改善しやすいことが明らかになったといいます」
■子どものインターネットの利用時間

森アナウンサー
「ピークは16歳ということで、そういう子たちは生まれた時からスマートフォンがあった世代じゃないですか。なかなか急にやめるっていうのは難しいかもしれませんね」
桐谷キャスター
「子どもに見せない方がいいんだろうなと思ってはいるんですけど、やっぱりどうしてもちょっと見せないと場が持たない場面もあったりするので、親としては気になりますよね」
山崎アナウンサー
「ご機嫌とるためには、タブレットで動画を見せて集中してもらって、というのはあります」
「こども家庭庁の最新の調査(今年3月公表)では昨年度、子どもたちがスマートフォンなどインターネットを平日1日に利用した時間の平均が明らかになりました。小学校高学年では平均で約3時間44分です」
森アナウンサー
「(小学生の子どもがいる我が家は)そこまで行っていませんが、インターネットというくくりになると調べ物や学習でも使うので、なかなか抑えるのは難しいのかなと」
山崎アナウンサー
「小学校高学年に関しては1時間分、勉学で使うものも含まれているということです」
森アナウンサー
「プライベートで(実質)2時間44分ということですね。結構見ていますね」
山崎アナウンサー
「中学生では約5時間2分、高校生では約6時間19分ということです。年齢が上がるにつれて時間も延びていくということなんですね」
鈴江アナウンサー
「好きなコンテンツが次々と入ってくると、なかなかやめるタイミングも難しいのかもしれないですね」
■片方の目で見たものを脳が「消去」も

山崎アナウンサー
「スマホ内斜視などに詳しいCS眼科クリニックの宇井牧子院長に聞きました。急性内斜視とは、通常真っすぐを向いている2つの目のうち、左右どちらかが内側に寄って視線がずれる症状のことです」
「ずれることによってモノが二重に見えてしまったり、遠近感がわかりづらかったり、立体的に見えなかったりといったことが考えられます」
「さらにこれを放置すると、目が寄った状態が続いてしまい、やがて片方の目で見ているものを脳が潜在的に消してしまい、両目を使って立体的にモノを見ることができなくなってしまいます」
「宇井院長によると改善しない場合、手術が必要になるケースもあるといいます」
■携帯ゲーム機・スマホの見過ぎに注意

忽滑谷こころアナウンサー
「我々大人もおそらく、もっともっとスマホを見ている時間が長いじゃないですか。それでもやっぱり中高生がピークということなんですか?」
山崎アナウンサー
「そうなんです。大人にもリスクはあるんですが、急性内斜視は長時間ずっと近くのモノを見続けていることが原因の1つとされています。やはり携帯型のゲーム機・スマホ・タブレットの画面をじっと見続けていることで、突然引き起こされることがあります」
「中高生の(視聴)時間が長いということで、リスクが増えています。大人もなることはあります。ただ、子どもはなかなか症状に自覚を持たず、気づきづらい、訴えづらいということもあるそうです」
■片目を隠して…急性内斜視の確かめ方

山崎アナウンサー
「では、どうやって自分や子どもの急性内斜視に気づけるのか。愛媛大学医学部で斜視が専門の飯森宏仁助教(眼科学教室)に聞きました」
「少し離れた距離から文字などを見て、片方の目を隠します。片目で見たら1つに見えるけれど両目で見たら二重に見えてしまう、もしくは片目で見た方が見えやすいといった場合、急性内斜視の疑いがあるということです」
「近くだと、近視や乱視と間違える可能性もあるので、急性内斜視を確認するためには、眼鏡をかけた上で少し遠くからチェックするようにしてください」
■「フラッシュ撮影」でセルフチェック

山崎アナウンサー
「他にも、お子さんの両目を30cmくらいの距離からスマホのカメラでフラッシュをたいて撮影する方法もあります」
「フラッシュの光が白い点となりますが、黒目のほぼ真ん中にない、中心に来ていない。または白目の面積を比べて大きさが違う、偏っている。こうした場合は斜視の疑いがあります。できるだけ早めの眼科の受診をお勧めします、ということでした」
忽滑谷アナウンサー
「そもそも、スマホ内斜視にならないようにするためにはどうしたらいいのでしょうか?」
山崎アナウンサー
「冒頭でお伝えした提言では、30cmを保って遠くに構える。さらに30分に1回は30秒以上休憩することが大切になります」
「お子さんがなりやすいというスマホ斜視ですが、大人もなる可能性があります。『30cm、30分、30秒』と覚えていただきたいと思います」
(2025年6月19日午後4時半ごろ放送 news every.「#みんなのギモン」より)
【みんなのギモン】
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