ウクライナのゼレンスキー大統領は20日、大統領の任期が満了します。ゼレンスキー氏は続投の意向ですが、規定にはない任期延長が今後、議論になる可能性が出ています。

ゼレンスキー大統領は、2019年の選挙で初当選し、20日で5年間の任期満了を迎えました。ウクライナの憲法では「大統領」について、戒厳令下での選挙実施を禁じる規定はありませんが、ゼレンスキー氏は「現状では選挙はできない」として3月末の選挙を見送りました。

ロシアメディアによりますと、ウクライナ国内では反ゼレンスキー勢力が、憲法違反を指摘していて、今後、議論になる可能性を残しています。

ロシアのプーチン大統領も17日、この点について触れ、ウクライナとなんらかの合意に達することになれば、「合法な政権との間で文書に署名しなければならないだろう」と述べ、ゼレンスキー大統領に揺さぶりをかけています。