イスラエルのネタニヤフ首相はアメリカのバイデン大統領と4日、電話会談を行い、人質交渉を再開するために代表団を派遣すると報告しました。

イスラエル政府は3日、イスラム組織「ハマス」から仲介国を通じて、人質解放についての新たな回答を受け取ったと明らかにしていました。

イスラエルのネタニヤフ首相は4日、バイデン大統領との電話会談で、この回答について協議し、人質交渉を再開するために代表団を派遣することを決定したと報告しました。

ロイター通信によりますと、代表団はカタールのドーハに向かっており、交渉は5日に行われる予定だということです。

会談でバイデン大統領は、アメリカ、カタール、エジプトの仲介者と交渉する、この決定を歓迎しました。

ネタニヤフ首相は、イスラエルのすべての目標が達成された場合にのみ、戦争を終結させるという立場を改めて示しました。

これまで、ハマス側はガザ地区からのイスラエル軍の全面撤退を求める一方、イスラエルはハマスを壊滅させるまで終結しないと主張しており、両者の隔たりが埋まるのかが焦点です。