大谷翔平が躍動する“テーマパーク”。エンゼルスタジアムの普通でない魅力。

大谷翔平が躍動する“テーマパーク”。エンゼルスタジアムの普通でない魅力。

 大谷翔平選手がメジャーリーグでも二刀流で活躍しています。アメリカのボールパークで、早くものびのび楽しんでプレーしているように感じます。

 彼がセンター方向へのホームランを放った際、巨大な岩のオブジェと花火に驚いた人もいるのではないでしょうか。

 個人的な趣味として、世界のスタジアムやアリーナを巡るのが好きで、愛用の一眼レフで写真を2012年から撮り続け、「STADIUM MICHELIN」という無料のウェブサイトもはじめてみました。そのなかでも、エンゼルスタジアム・オブ・アナハイムは特別な球場です。

 私がはじめてエンゼルスタジアムを目にしたのは、同じロサンゼルスにあるドジャー・スタジアムを見学して、そこから車で別の場所に移動している時でした。現地を案内してくれる人が「エンゼルスは行かなくていいでしょ」と言って通過してしまったんです。まだ改装工事をしている最中で、当時は注目すべき選手もいなかったので……。

 ただ、その時に遠くの車道からでも、レフトスタンド上にある大きな「A」のモニュメント(BIG A)が見えたのが強く印象に残っています。

スコット・ボラス氏と一緒にメジャー観戦。

 実際に足を運べたのは2014年。代理人のスコット・ボラス氏と一緒にエンゼルス対レンジャーズの試合を観ました。現地のお金持ちの方も一緒だったので、バッターボックスの真後ろ、グラウンドから一段下がったところにあるスイート・ルームに入れてもらいました。

ダルビッシュがホームランを打たれた時。

 その日、レンジャーズの先発はダルビッシュ有選手。

 ボラス氏は腕を組んで、1球1球じっくりと観察していました。ダルビッシュ選手にとても興味があったのでしょう。

 目線がフィールドレベルにあるので、私にも球筋がはっきりと見えます。

 ダルビッシュ選手は素晴らしい球を投げていましたが、中盤に球が少し甘く入っただけで、途端に、ガツンとホームランを打たれてしまいました。「1球の制球ミスが命取りになる怖さのなかで、彼らは戦っているんだ」と感じたのを覚えています。

エンタメに注力する「ボールパーク」の見本。

 その日は入口やグラウンドでスター・ウォーズのイベントが行われていました。

 大谷選手の入団会見は入口で行われているので、なんとなく覚えている方もいるのではないでしょうか。

 ダース・ベイダー、ボバ・フェット、ストームトルーパー、チューバッカ、R2-D2、C-3POなど、有名なキャラクターがいて、一緒に写真撮影ができました。また、入場者全員にマスコットのラリーモンキーがストームトルーパーに扮したフィギュアがプレゼントされました。

 このようなファンサービスと、巨大な岩のオブジェから出る噴水や花火。そしてディズニーランドも近いこともあり、この球場にはアメリカ西海岸ならではのおおらかな明るい空気が流れています。そして非常にエンターテインメントに力を入れている。「ボールパーク」として秀逸な場所だと思います。

横浜スタジアムの☆印はエンゼルスタジアムから。

 横浜スタジアムに「DREAM GATE」を設置した際、大きな星をつけたのですが、そのモチーフにしたのはエンゼルスタジアムの「BIG A」でした。

 最初に車内から横目で見たモニュメントが、それだけキャッチーな魅力を持っていたのです。

 セーフコ・フィールド、ドジャー・スタジアム、ヤンキースタジアムに行った経験がある人は比較的多いと思います。大谷選手の活躍を機に、ぜひエンゼルスタジアムにも足を運んでみて下さい。遊び心満載で、彼が楽しく野球に打ち込める理由がわかるはずです。

文=池田純

photograph by Jun Ikeda


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