サッカー代表をラグビー基準で選出!森保Jのリーチ マイケルは誰だ?

サッカー代表をラグビー基準で選出!森保Jのリーチ マイケルは誰だ?

 妄想は、自由だ。

 現実になることなんてないとわかっちゃいるけど、ついついやっちゃう。

 8月29日、ラグビーワールドカップに臨む日本代表の大会登録メンバー31人が発表されたときも、そう。過去最多15人の外国出身選手(帰化選手を含む)がメンバー入りしたことが話題になり、普段、サッカーを中心に取材している者として、妄想モードに突入してしまった。

 ラグビーの代表資格をサッカーに当てはめてみると、森保ジャパンはどんなメンバー構成になるんだろうか、と。

 選手の国籍によってプレーする代表チームが決まるサッカーとは異なり、ラグビーの代表資格は、大まかに以下のとおり。

・当該国で生まれている。

・両親もしくは祖父母の1人が当該国で生まれている。

・当該国に3年以上継続して居住している。

選手層はかなり厚くなる!

 この3つの条件のいずれかを満たした上で、他国での代表歴がない選手であれば、国籍は問われない。ということで、これらに当てはまる、森保ジャパンに加えてみたいJリーグの外国籍選手を考えてみた。

 現在、J1リーグのクラブに所属する外国人選手で、3シーズン以上日本でプレーしているのは、計34人。そのうち9人が、他国の代表チームの一員として、国際Aマッチに出場している。彼らを除く25人だって、いずれも実力者ばかりだ。もしも日本代表に加えることが可能ならば、選手層はかなり厚みを増す。

GKは来日5年目のポーランド人。

 まずは最後尾のGKからスタート。9月5日のキリンチャレンジカップ・パラグアイ戦、同10日のW杯2次予選のミャンマー戦に臨んだ日本代表には、川島永嗣、権田修一、シュミット・ダニエルの3人が招集された。

 先のコパ・アメリカでは、大迫敬介がチリとの初戦でA代表デビューを果たしたものの、2戦目以降は川島が先発出場。安定感ある守備を披露したが、W杯3大会連続出場中の守護神は、36歳になった。パラグアイ戦とミャンマー戦で先発した権田もベテランの域に入っている。現在、Jリーグの多くのクラブが外国人選手を正GKに据えており、最も世代交代が遅れているポジションと言えるだろう。

 そこでメンバーに加えたいのが来日5年目、ジュビロ磐田のカミンスキーだ。至近距離からのシュートに対する反応の速さ、セービング技術の高さ、ポジショニングの正確さは、Jリーグ随一。2017年にはJリーグ優秀選手賞も受賞している。ポーランドU-21代表の選出歴はあるものの、A代表での国際Aマッチ出場歴はない。28歳の彼が日本代表に加われば、川島に万が一のことがあっても安心してゴールマウスを任せられるはず。

 3年後のカタールW杯に向けて、27歳のシュミット・ダニエルとのハイレベルな正GK争いも期待できる。

攻撃的SBがW杯予選で大活躍?

 続いて最終ラインを見てみよう。

 センターバックはロシアW杯でレギュラーを務めた吉田麻也&昌子源に加えて、20歳の冨安健洋がぐんぐん成長中。植田直通も含めて、日本人だけでも選手層には十分厚みがある。

 一方、サイドバックは右の酒井宏樹、左の長友佑都を脅かす存在が、なかなか現れない。所属先のボローニャ(イタリア)と同じく、冨安を右サイドバックに回す手はあるが、より攻撃的なタイプのサイドバックも1枚は欲しいところ。

 そこで思い浮かぶのが来日5年目、清水エスパルスのエウシーニョ。サイドバックながら、川崎フロンターレ時代には4シーズンで計20得点を記録。清水でも、神出鬼没な攻撃参加は健在で、チームに欠かせない戦力となっている。特に、相手に“ベタ引き”される展開も多いW杯アジア予選では、彼のような交代カードがあると、攻撃にアクセントが加わるだろう。

岳とコンビを組むのは……。

 中盤に目を移すと、ボランチの一角は柴崎岳が確固たる地位を築いている。コパ・アメリカではキャプテンマークを巻いた彼が、司令塔役をこなす反面、その相棒として敵のボールを奪い取るハードワーカータイプは、なかなかレギュラーが定まっていない。

 そこで、「柴崎の横に彼がいたら」と想像してしまうのが、鹿島アントラーズのレオ・シルバだ。ピンチをいち早く察知してマイボールにしてしまうボールハント能力は、来日から6年半で実証済み。献身的な守備だけでなく、技術と走力を活かして攻撃でも違いを生み出せる。

 まさに“森保ジャパンのリーチ マイケル”になり得る存在だ。

大迫との2トップも見たい!

 2列目に関しては主力に定着している中島翔哉、南野拓実、堂安律に加えて、久保建英、伊東純也、三好康児、安部裕葵ら伸び盛りの若手、さらには原口元気、乾貴士らロシアW杯組もいる最も人材豊富なポジション。日本人選手だけでも、不安はない。

 むしろ心配なのは、大迫勇也という絶対的なエースに次ぐ存在が定まらない1トップの人材だ。ここに欲しいのが、J1の得点ランクトップタイを走る来日4年目、FC東京のディエゴ・オリヴェイラだ。

 相手を背負ってボールを収めても良し、スピードを活かして相手の背後に走っても良し。守備でも手を抜くことがなく、味方とのコンビネーションで崩すこともできるから、大迫のバックアッパーに留まらず、大迫と2トップを組ませてもおもしろいだろう。

 このほかにも、ウェリントン(ヴィッセル神戸)の高さはアジア予選で使えるぞとか、J2まで視野を広げればクリスティアーノ(柏レイソル)のFKは代表でも武器になるぞとか、“多国籍サムライブルー”を考え始めたら止まらない。

 妄想は、自由だ。帰化してもらわないかぎり、Jの優良助っ人を日本代表に加えるのが不可能なことはわかっている。ならば、「日本代表vs.Jリーグ外国人選抜」の強化試合なんてどうかと、新たな妄想がスタートしてしまうのでした。

文=松本宣昭

photograph by Getty Images


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