ラグビー界「桐蔭学園がスゴすぎる」問題 OBは対抗戦のトライ数で上位独占、高校全国大会は連覇…“令和の常勝軍団”を作った「意外な手法」とは?

Number Web2/26(水)11:04

ラグビー界「桐蔭学園がスゴすぎる」問題 OBは対抗戦のトライ数で上位独占、高校全国大会は連覇…“令和の常勝軍団”を作った「意外な手法」とは?

ラグビー界「桐蔭学園がスゴすぎる」問題 OBは対抗戦のトライ数で上位独占、高校全国大会は連覇…“令和の常勝軍団”を作った「意外な手法」とは? photograph by Kiichi Matsumoto

 帝京大の優勝で大学選手権が幕を閉じ、学生ラグビーシーズンも一段落となった。そんな今季のラグビー界を席巻したのが神奈川・桐蔭学園の現役、OB選手たちだ。大学でも高校でも、他を寄せ付けないほどの活躍を見せた同校の関係者たち。なぜこの令和の時代に、桐蔭学園はここまで圧倒的な存在となっているのだろうか?《NumberWebインタビュー全2回の1回目/つづきを読む》

 2024−2025の秋冬、国内ラグビーシーズンを桐蔭学園が席巻した。

 1月13日に行われた大学選手権決勝。優勝を飾った帝京大・青木恵斗、準優勝の早大・佐藤健次の両主将は桐蔭学園の同級生だった。

「大学の頂点を争う大学選手権決勝を同じ高校出身の主将同士で戦ったなんて過去にあったのか?」

 調べてみると、7季前の2017-2018年度、帝京大の堀越康介主将(現東京サンゴリアス)と明大の古川満主将(前トヨタヴェルブリッツ)がともに桐蔭学園出身だった。桐蔭学園OBの偉業を桐蔭学園OBが再現させたのだった。

対抗戦グループのトライ数上位は桐蔭OBが席巻

 今季の個人記録にも桐蔭学園OBの名がズラリと並んだ。

 14トライをあげて対抗戦グループのトライ王に輝いた早大の1年生WTB田中健想。11トライで2位となった明大の1年生WTB白井瑛人、10トライの3位は日本代表にも選ばれた早大の2年生FB矢崎由高。8トライの4位タイには帝京大のFL青木恵斗主将と慶大のHO中山大暉主将が並んだ。

 以上、全員が桐蔭学園の卒業生だった。

 12月1日の早明戦では上記の顔ぶれに加え明大に桐蔭学園出の1年生SO萩井耀司と4年生PR倉島昂大が、早大のNo.8に桐蔭学園の昨季主将、城央祐が先発。

 勝った早大のあげた4トライはHO佐藤健次主将が2、田中健想と矢崎由高が1ずつ、すべて桐蔭学園のOBが決め、敗れた明大も副将のCTB秋濱悠太が4トライのうち1本をスコア。両軍があげた8トライのうち5トライは桐蔭学園の卒業生が決めていたのだ。

もちろん高校全国大会も…桐蔭学園が連覇

 そして肝心の現役高校生、全国高校大会で優勝を飾ったのも桐蔭学園だった。

 昨春の選抜大会とサニックス・ワールドユースを制して優勝候補筆頭とみられた大阪桐蔭を準々決勝で、1年前の関東新人大会で敗れた国学院栃木を準決勝で破り、決勝では東海大大阪仰星に40−17で完勝。昨季に続き2年連続5度目の優勝。

 桐蔭学園は2019−2020年度にも2連覇しており(2020年度の主将が今季の早大を率いた佐藤健次だった)、それを含めると6シーズンで4度の優勝だ。

 この圧倒的な強さ。果たしてどこから来ているのだろうか?

<次回へつづく>

文=大友信彦

photograph by Kiichi Matsumoto

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