別府市で2日間行われた将棋の名人戦第4局は豊島九段が藤井八冠に勝利し、決着は第5局以降に持ち越しとなりました。

19日は豊島九段が封じた39手目が開封され、午前9時に始まりました。

藤井聡太八冠はここまで豊島将之九段に3連勝していて、名人戦の初防衛に「王手」をかけて臨んでいました。

1日目から激しく駒がぶつかる展開で、2日目の夜まで互角の戦いが続いていましたが、終盤、攻めをしのいだ豊島九段が寄せ切り、95手で藤井八冠を投了に追い込みました。

豊島将之九段

「第5局につながったので良かった。自分なりに精一杯やりたい」

藤井聡太八冠

「すぐに(第5局が)あるので気持ちを切り替えて頑張りたい」

第5局は26日から北海道紋別市で開催されます。