ホーバークラフトが訓練初日に事故を起こし当時の船長が書類送検されたことについて、佐藤知事は就航のスケジュールに遅れはないとし安全確保を強調しました。

ホーバークラフト1番船「Baien」の当時の船長は、2023年11月の訓練初日に大分空港側のスロープに進入する際護岸にぶつかり、安全確認を怠ったなどとして業務上過失往来危険の疑いで、5月20日書類送検されました。

21日開かれた定例会見で佐藤知事はこの件についてコメントしました。

佐藤知事

「これから刑事的な責任があるかどうかは検察庁で判断することになるので、私どもとしてはこれを見守ることになる。安全を第一に秋に運航を開始してほしい」

また訓練初日以外にも軽微な事故や接触が2回あり、早ければ5月中にもクッション性の緩衝材を空港側ターミナルの進入路に設置し対策をしたいと話しました。

大分県によりますと、大分空港と西大分を結ぶホーバークラフトはこれまで通り秋の就航を目指していて今回の書類送検によるスケジュールの遅れなどはないということです。