臨済宗の開祖で知られ、茶の文化を国内に広めたとされる岡山市出身の僧、栄西の遺徳をしのぶ献茶式が岡山市で行われました。

岡山後楽園で行われた献茶式には主催者や茶道愛好家ら約200人が出席しました。鎌倉時代の僧、栄西は茶を飲む習慣を中国から日本へ持ち帰り、茶祖とあがめられています。

4月28日は古儀茶道薮内流の家元がお点前を披露し、栄西をまつる祭壇に茶を供えました。園内では各流派による茶会が開かれ、このうち裏千家の野点席では汗ばむ陽気の中、観光客らが茶を味わっていました。

(スペインから訪れた人)
「とてもおいしい」
「場所もお茶もお茶席もとても素敵です」

(訪れた人)
「とてもおいしくいただいた。気持ちいい。ちょっと暑いけど」

主催者によりますと茶会には約2500人が訪れたということです。